そうそうたる保護者層 学習院幼稚園③
明治27年(1894年)に開園した学習院幼稚園は、他の附属と同様に戦局の悪化を避けられずに、昭和19年に休園、昭和38年(1963年)まで再開されませんでした。
皇族の子女が学ぶ学校として有名な学習院ですが、皇太子様はともかく、必ずしも皇族の方々の子女が入園するとは限られないのは、最近では秋篠宮様の悠仁親王のお茶ノ水女子大学附属幼稚園に入園の例を見ても明らかです。
皇室報道で学友が語る姿を見て、育ちの良さがにじみ出ている事を感じるのは私だけでないと思います。幼稚園から学習院に通う方の基準は、学友になった時につり合いがとれる家の子女としか言いようがないですが、それでも家系初の入園者も存在するのです。
学習院の基準としては「卒園性や在園生の保護者が受け入れられるご家庭の子女」であれば良いのでしょう。
家系で初の入園者となる方を見ていて、何故学習院幼稚園と縁がなかったのな…?と首をひねる保護者ばかりですから、上記の基準で良いと思うのですが、所謂学習院ファミリーと呼ばれるような方や兄姉が在園生でも、不合格が珍しくないのも学習院なのです。
同様に、青山学院の幼稚園出身者も、出身者の幼稚園不合格率の高さを親族等の受験経験で認識していて、出身者・縁故者ばかりのイメージの強い両園が、実はそうではない事実を知っている幼稚園受験準備家庭は数少ないのです。
出身者にとって甘くない現実を踏まえて、普段から園との距離が遠くならないように卒業後も自分の故郷として大切にしているのです。たとえ中学から別の学校に進学したとしても。学習院の幼稚園で育ったことを誇りとして、汚さないように生きていくのです。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
〒102-0084 東京都千代田区二番町9-2日興ロイヤルパレスB1
Tel 03-3265-7774 / Fax 03-3230-4737
コージアトリエ『ご家族で取り組むお受験スタイル』 - YouTube