曉星幼稚園に合格する子育てとは…
ある日の昼休みの一時、幼稚園受験主任が小学校受験主任に対してつぶやいた一言… 「曉星幼稚園に合格する子は逞しいですね…」
全くその通りです。一言で言うと「自己制御や切り替えが出来るやんちゃな子供…」一般的に家庭では手の掛かるタイプですが、その傍らには子供をねじ伏せてしまう強い母親が必ず存在します。
最近の女子の強さは、女子にとって生きやすい社会環境が整ってきたために、本来持っている女性の強さが男性優位社会の殻を破って現れてきただけだと思います。元々弱い生き物である男子の場合、母性故の過干渉という殻の中に閉じ込こもりがちで、親離れ子離れがなかなかできない関係を築きやすくなっています。
曉星小学校は宿泊指導が盛んですから、暁星幼稚園に合格する子供も親から離れて宿泊できる子供も多いですね。三歳児(年少)の6泊7日のサマースクールを過去に多数回行ってきた経験で言えるのですが、両親と離れて生活しても涙一つこぼすどころか生き生きとしている男子が、暁星幼稚園に相応しい姿です。
大学受験のイメージだけで捉えて、学習面の発達だけに特化した準備をする保護者が昨今多くなっていますが、暁星がミッション系の男子校であることを忘れてはいけません。私立の制服が似合う、都会的な育ちの良さを持ち合わせている生徒が幼小共に多く、同じ男子ミッション校である立教同様、欧州文化や宗教教育を理解できる家庭が主体です。
男子を育てる母親にとっては辛いことでしょうが、暁星幼稚園を目指すのであれば、母親自身が母性との闘いを制することが必要です。異性である男子に対する母性は想像以上に強いものであるだけに、私達教師側が母親の葛藤を受け止め、支える存在でなければならないことは間違いのないことでしょう。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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