チャットGPT時代の面接対策
チャットGPTを利用した願書であろうとなかろうと、面接担当の教師がその両親の素性や人物像に興味を持ち、深く掘り下げる為に必要な「質問材料」を願書に記入すべきであることを前回お伝えしました。
わかりやすく言えば、ご両親の「素性」や「らしさ」の理解が可能であり、面接で掘り下げて欲しい内容が見出せるものになっていれば良いのです。
AI利用で文章完成度が平均的に高くなったとします。サポートする側としては、文章表現や組み立てのアドバイスが必要無くなりますし、文章に無駄が無くなるでしょう。
幸いにも私の教室の保護者は、文章を書く能力を身に着けている方がほとんどなので、チャットGPTが登場する以前から、文章添削の必要が少なく…「質問に繋がる材料が一読で理解できる願書になっているか?」「そのご両親や家庭らしい願書になっているか?」の確認だけで願書アドバイスが可能でした。
親の絞り込み度の高い幼稚園受験準備でも、子供の力量による絞り込み度の高い小学校受験でも、数回の模擬面接が必要な家庭は珍しくありません。真摯に真面目に取り組んで下されば、質問への回答準備も整うだけでなく、ご両親それぞれの人的魅力さえも出せる状態まで仕上げることが可能です。私自身もやり切れた満足感を例年得られるので充実感があります。
チャットGPTが登場し、文章力に差が無くなるのだとすれば、願書は面接資料にすぎず、面接時の人的魅力の差がより合否判断に影響するようになっていくものと確信しています。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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