幼小受験準備をブラッシュアップ
「そろそろ願書や面接の準備をしましょうか…」
3月も半ばになり,幼小の受験まで残すところ七か月となりました。
この時期はまだまだ、子供の能力を上昇させることだけが気になる保護者が多いと思います。
最終段階の8~9月は、仕上がり段階の子供にとって最も大切な精神面の安定や向上に気を遣わなければならない時期なのに、様々な準備で保護者が忙しく、子供に目が向かない保護者をよく見かけます。
小学校受験ですと夏場は本来子供を伸ばしやすい時期です。
しかしながら、早生まれの子供の成長が目立つ反面、順調に伸びていた遅生まれの子供の中で、4~7月の生月の子供達が停滞状況を示しだしたり、素直さが欠如しだして吸収力が落ちるなど(半年以上の準備期間のあった生徒ですが)、親の悩みの種類が増える時期でもあります。
幼稚園の受験でも、発達度の差が大きいために、知育の内容が深くなっていく夏頃になると課題や不安が多くなり悩みも多くなるのが常です。
よって、8月後半頃に願書や面接の不安を抱えていると、全てが中途半端になっている気がして半ノイローゼ状態に落ちいってしまう母親も珍しくありません。理想的には8月までに願書や面接の準備を終了しておきたいのです。
面接や願書の準備には段階があります。それぞれを記述・口頭で相手に伝えられるようにします。
【A段階】
子供の理想的な将来の人物像について、両親それぞれのぶれない考えを持つ。
公立や一般幼稚園ではなく附属で子供を育てる必然性について、両親それぞれがぶれない考えを持つ。
【B段階】
附属の中で、志望する幼稚園や小学校の選択理由を持つ。
【C段階】
願書に記述する前段階として、記入者や両親にとって最も伝えたいことの絞り込み作業をする。
その内容に対して、面接担当者が質問してくるであろう想定質問に対しての準備をする。
職業・子育ての特徴・子供の長所、短所・幼稚園や習い事の選択理由etcを、両親それぞれが用意。
【D段階】
記入者の選定(思い入れの強い方が書いた方が良い場合が多いです)
願書の形態によって、準備してきた「理念や思い」のどの部分を中心にするかの考察する。
【最終段階】
下書きをして以下の点をパートナーに確認してもらう。
・一読で理解できる文章か否か?
・真実を述べているか?
・エピソードに終始した中身の薄い文章になっていないか?
・「志望校(園)の方針」に合わせただけの「我が家の方針」を述べ
ていないか?
・理屈っぽかったり、感情が入りすぎた文章かどうか?
・浅い考えで記入した言葉や内容がないか?
・繰り返しや飾り言葉などの不要な部分はないか?
・内容の盛り込み過ぎ、字が小さ過ぎるなどの理由で、一読で理解不
能な文章か?
・誤字脱字はないか?etc.
さて、この文章を読んでいる保護者はA~Dのどの段階ですか?
【A段階~C段階】の準備を可能ならば8月までに済ませておくと、9~10月に子供へ十分な目が向けられる家庭となります。
外部の方にはカウンセリングでお手伝いいたします。どの段階でも可能ですのでご利用ください。志望校(園)決定も同時進行ですね…
勿論、会員もですよ!
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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