小学校受験準備をブラッシュアップ
「社会性を育む」
当会の模擬テスト第5回特別回(行動観察回)の大きな柱は以下の内容です。
⑴指示制作を利用して(指示理解力・技術力・継続力)
⑵制作物や絵画を利用した遊び等で(協調性やディスカッション能力)
⑶個&集団の運動やゲームを利用した(模倣/俊敏性等の運動能力・積極性・協力・応援姿勢)
⑷お土産やおやつを利用して(協調性)
⑴~⑷は、「社会性の原点を身につけた子供達だからこそ高いステージでの教育が可能!」と考える附属の先生が望む能力を判定する為の13問の柱です。
相談後、動物たちが住む町の絵を描く集団絵画
協調性を判定する考査の一つです。(第5回模擬特別回より)
小学校受験の行動観察考査では何を問われているのか?
この問いかけに、明確に答える事ができる保護者は多くありません。
ですが、保護者は優勝(合格)という目標に導く、野球やサッカーチームの監督のようなものですから、「行動観察考査では何を問われているのか?」を理解せずに合格できるほど甘い世界ではありません。
幼児教室の教師は、チームのコーチの立場ですから選手(子供)に対して試合(考査)で結果を出すため、日々指導を重ねています。
ですから、校長交代等で出題傾向が大幅に変更することなど珍しくない小学校受験で、「今年急に行動観察系の考査に変わったから不合格は仕方ないですねー」という無責任な台詞は言えません。
幼児の受験は幼児教育の集大成ですから、コーチである教師は全ての出題領域を熟知していなければなりませんし、行動観察系の何の分野に長けているか?弱点は何か?だけではなく、「家庭で指導が可能な分野」と「集団で指導すべき分野」の内容と指導方法を、保護者にレクチャーすべきと考えています。
(年長クラス寺子屋スクールより)
ところで、就職試験では一般常識問題・SPIのような適性検査や「自己分析力・「コミュニケーション能力」・ 「入社意慾の高さ」などが問われますが、近年流行のインターシップで学生たちが経験する就業体験は上記の⑴~⑷で問われているものと何ら変わりがないように思います。
就職であろうと、附属小学校の入学であろうと、人として問われるものが同様であるならば、人間が生きていくという事は何と大変なことであろうか…と、つくづく思うのです。
年中から年長最後の指導日まで、多くの時間と機会を割いて「社会性を育む指導」を行うのは受験で問われるというからではなく、子供達が成人して社会貢献している姿を頭に描いているからこそだと思っています。
しゃかいせい【社会性】 大辞林(三省堂)より
① 集団をつくり他人とかかわって生活しようとする,人間の本能的性質・傾向。社交性。
② 社会生活を重要視する傾向。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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