幼小受験準備をブラッシュアップ
「子供が急成長するサイン」
子供に一生懸命向かい合いながら、受験準備を続けているのに…
他の子供はどんどん伸びているのに、何故伸びないのだろう?
能力向上のための学習が無計画であったり、その時の気分で家庭学習をしていたならともかく、教室とも相談の上でコツコツと努力を重ねている家庭の子供が、伸び悩む状況は本当に気の毒です。
でも、このように長い期間停滞しているように見えた子供が、急に調子がよくなって教室での教材や模擬テストの成績が見違えるように良くなることはよくあります。
ほとんどの保護者が素直に喜び、その理由はコツコツと継続してきたからだと思うのは当然の事だと思います。
でも子供の中に何の変化がおこったのか?何故突然成長したのか?…その理由について明確に理解している方はほとんどいないのです。
例えば、教師に頻繁に話しかける子供がいます。教師が教材の説明をしている時や、面白かった事などについて伝えている時に、その話に割り込むように話をしてくる子供です。
子供が話したいことですから、付き合ってあげることもありますし、「今は黙って話を聞いていてね」と伝える等々、対応は様々です。でも、最近あまり口を挿まなくなったな…と感じた時には成績が上昇しています。
また、他の子供の動向や言葉に対して、文句や褒め言葉を述べて常に気にかけている子供がいます。でも、最近そういう様子が見られなくなったな…と感じた時には成績が上昇しています。
以前のブログでも伝えましたが、常に手に筆記用具を持っていた子供が、いつのまにか持たなくなったな…と感じた時には成績が上昇しています。
子供達はそれぞれ異なる理由で自分の成長を止める原因を持っていますが、まるで真逆になったような印象を受ける変化があった時に著しく伸びているのです。
様子から判断できる共通項は、角が取れたような穏やかな自然体で、素直で伸びやかな表情をしています。そして言葉や行動面の発信、受信量のアンバランスさが無くなります。
これらは全て、子供達自身が自分を変化させたのであって、親や教師が無理やり変えたのではありません。もし無理やりならば、一見変わったように見えても能力向上にはつながらないのです。
強いて言うならば、変わる為のきっかけとなる機会を数多く与え続けることと、その都度子供達に何故そうしてしまったのかを考えさせることの繰り返しが生み出すのだと思います。
子育ては決して予定通りにはならないもの…でもいつか理解してくれることを信じて向かい合うしか結果につながらないことを私たちは学ぶのです。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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