2023年度 山中湖サマースクール(年中児対象) 受付中
現在のお申込者数は11名です。(3/5現在)昨年と比較すると、早期割引期間(一月末まで)のお申込者が数名少ない状況ですが、年中児対象になってから毎年満席となっていますから、これからお申込者が増加するでしょう。
活動域の狭い状況のコロナ禍で育った子供達は、マスクと消毒の日々に幼児期を過ごし、社会性が育つ環境に無縁であった子供が多いと思います。恐らく体力不足や精神面の弱い子供の割合も高いのではないかと予想できます。
感染を恐れるあまり、育つべき時期に手を入れられなかったご家庭は、皆が同じ条件であったのだから気にすることはないと思うかもしれませんが、そのような状況だからこそ発達差は著しくなるものです。
体力・精神力・社会性・協調性・生活力・思考力・知識量…の成長が公立小の二年生並みである子供達が合格する私立や国立附属小学校は、コロナ禍の時代であっても選びの基準を下げることなく考査を行ってきました。
年中期の我が子が、その条件を満たす為に必要な育ちの基盤を身に着けていないと不安であったならば、徐々に成長させればよいであろうと考える程、子供は安易に成長しないものであることをそのうち気づくことになるでしょう。
幼児の受験準備において、各時期の講習(夏期講習etc.)は、連続授業故に未発達の分野等を短期間で埋められる可能性があるのですが、コロナ禍のように失ったものが大きい場合、ほどほどの刺激ではそれを埋めることはできないものです。一気にそれを埋めるために必要なのは、普段では到底経験できない特別な刺激なのです。
サマースクール後に保護者から「こんなに子供って変わるんですね!」とよく言われますが、「親と離れて七日間も他の子供達と生活して、変わらないわけないじゃないですか…」とお答えします。
私は40回以上のサマースクール経験を重ねてきましたが、子供達の眠っていた能力や人的魅力が、親と離れて三日間を過ぎた頃から、親の呪縛が無くなり吹っ切れたかのように日々表れてくる様子を見てきました。
「お子さんはこのような様子でした…」のような報告書など全く無用と言えるぐらいの変貌例は数知れずであり、まさに「かわいい子には旅をさせろ」そのものの結果と言えるでしょう。
これだけの経験をすれば、子供の心配ばかりしている親の知らない間に、まるで腹が座ったかのような自信を身に着けるわけで、就学前の年長期に必要な成長を一気に手に入れることになるのです。
残念ながら、サマースクールの定員は24名です。年長クラスの「通い合宿 寺子屋スクール」には無い入浴、夕食以降の生活と就寝時の世話も続け、社会性や生活力を育てるのです、その為に丁度良い人数だと申し上げておきます。
その前の週には寺子屋スクール(年長児)、2,3歳児夏期講習(前期)も行っています。それらの担当教師とは別の教師がサマースクール七日間を担当します。夏期講習後期(全学年)が始まる8/15までの夏休み前の当会はフル活動の日々です。
その指導を通じて子供達を大きく成長させてきただけでなく、当会の大切な人材である教師を成長させたのです。長い期間続けてきた理由はそこにあります。
割引期間は過ぎましたが、参加を考えてみようとお思いの方はご相談ください。お待ちしています。
本年度は、限定24名の年中児と共に、7月30日(日)~8月5日(土)の日程でサマースクールを実施します。
他の講習同様、外部生の参加も可能ですし、受験目的ではない子育ての一環として利用される方も大歓迎です。(昨年度は参加者の三分の二以上が外部生でした。附属幼稚園の在園生徒も多数参加しています。)
六泊七日の間、親と離れて生活できた自信は、宿泊行事が多い附属私立小学生に相応しい精神的逞しさを育てます。同時に帰宅後の子供の成長を目の当たりにすることで、ご両親が子離れの重要性を実感することになるでしょう。
♪サマースクールの価値については、『慶進会の歴史…それは合宿と共に⑴~⑸』をご覧ください
♪昨年までの年中活動内容は、以下のブログからもご覧いただけます。また、「山中湖サマースクールフォトアルバムや&フォトブック」も教室公開をしています。言葉では伝えきれない、生き生きとした子供たちの姿をご覧ください。また、サマースクールお申し込みの方にお渡しする案内書も同時にご覧いただけます。
♪「2023年度サマースクール案内書」ご希望の場合は、HPのお問い合わせフォームから資料請求をしてください。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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