小学校受験準備をブラッシュアップする
「小学校受験準備ならではの大切な経験…相談」
小学校受験準備だからこその学びに「相談」があります。
社会に出ると、ディスカッションやディベートの機会は数多くありますが、幼児期から経験を積み重ることが大切です。私の教室では、通常授業、講習、そして模擬テストのような機会を通じて経験を積ませます。
相手の意見や考えを聞き、考えを述べる事がなぜ必要なのかを理解させるために…
「テーマを与え」⇒「相談をさせ」⇒「決定した通りに行ってみる」⇒「結果の是非を確認する」⇒「その結果について話し合う」
以上の実践経験を数多く積ませることで、相談することが如何に有意義なことであるかを理解させます。自分にとって都合の良い方向に向かわせる為に、自己主張をするだけでは前に進まないことを学ばせるのです。
これは、考査で観察されるからだけではなく、この時期の経験が将来の人的魅力に大きな影響力を網からです。幼児教室を受験予備校として捉えている方に伝えたいのは、幼児教育は人間教育の原点です。そこで学んだことの多くが考査で生きるからこそ、偏った予備校教育は無用なのです。
【具体例】
教師が課題を与えた後、小集団に分かれて相談をする。(課題によって人数の違いがある)
・グループの名前を決める。
・何を制作(描く)かを決める。
・何の劇をするかを決める。
・お菓子などを、どのように分配するかを決める。等々
リーダータイプに見えても、実は我の強さで自己主張をしているだけの子供も多く、それをリーダーシップと思い込む保護者もよく見かけます。
静かに聞いているだけの子供に見えても、良きタイミングで貴重な意見を言える子供の価値は高く、そこもご両親が観察の上で理解すべき点だと思います。
幼児教室の指導は、合格させる為の教育ではなく、入学後の高い要求に応え、生涯の友を作り、忘れえない故郷を得る為に必要な準備をする為の学びです。
だからこそ「相談」の場数を踏ませるのです。
入学後の六年間を生涯忘れない時にして欲しいと願うからこそ、今日も子供たちと向き合うのです。
10人~30人の集団教育指導を最低10年以上積み重ねないと、子供達を導けません。
全体を導きながら、個々によって手を入れる指導力を簡単に手に入れる事はできないのです。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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