小学校受験準備をブラッシュアップ
「附属小学校の受験日程を確認する」
神奈川、埼玉、千葉県の附属小学校は、10月・11月の二度考査日を設定している事が多いのですが(9月も加えて三回、しかもAOと一般の考査日を用意する学校もある)東京都の附属小学校受験は11月が中心です。(慶応横浜初等部は例外で11月下旬)
①白百合や東洋英和のような「一日のみの学校」
②立教、青山学院のような「ニ日間」
③幼稚舎や学習院を代表とする「三、四日~一週間以上の日程の中の一日」
④桐朋小や慶応横浜初等部のように、「一次合格者のみ二次選考受験へ進む」
⑤早実のような「一時合格者のみ二次の面接に進める」
⑥女学館や宝仙のような「AOと一般の二種類の日程」
⑦目黒星美のような「A日程・B日程(11月初旬以降の出願が可能)がある」
⑧国立大学附属小学校は「一次選考(抽選)⇒二次選考(発達検査)⇒三次選考(抽選)の形式が多い」(学芸大附属各校が11月末、筑波大附属、お茶の水女子大附属校は12月中旬)
上記のように様々な考査方法があるだけでなく、「生まれ月等で考査日が異なる」り「プロテスタント校は礼拝日の日曜に考査を行わない」等々の条件も重なって受験日が決定するため、出願してみないと日程が決まらないことも多いのです。「運も実力の内」なんて昔から言いますが、ご両親にとっては切実な問題です。
東京の小学校受験は11月の初旬に考査が集中しているので、朝と昼のダブル受験も珍しくありません。小学校は考査日が一日のみと二日間の学校がある上に、面接が別日に設定されているケースもあり午前・午後にまたがって二校というのは、併願が可能となった運の良い例なのです。
平成24年度は、東洋英和が1日から2日へ移動し、立教女学院が4日から1・2日へ移動という人気校の日程変更があり、悩まれたご家庭が多い年でした。定番日程が急に変更されることもあるのです。
*模擬結果と合格した学校のデータ(抜粋)
一校のみの合格結果であっても、単願受験の生徒は皆無と言えます。
子供が場や人的な影響を受けたり、平均的な保護者層の違いによる親の属性の一致等々の要因も絡むのが小学校受験です。「通わせたい学校は一校だから単願で日程の不安はない!」なんて言ってるお父さん!
出身校であろうと、兄や姉が在学していても数校は出願するのが小学校受験です。親も子も選ばれる立場なのですから「合格が前提ではなく、不合格もありうる」という謙虚な姿勢で受験に臨むのが賢明な親の在り方です。
そう聞くと「数撃てばあたる的な受験日程を幼児教室から勧められるのでは?」という印象を持つかもしれませんが、それぞれのご家庭にとって入学する価値のない志願校選びは、当会では一切しておりませんのでご安心を…
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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