幼小受験準備をブラッシュアップ
『保護者に身につけて欲しい、自分の言葉で語る能力』
幼稚園や小学校受験では「描いている絵の内容や、何を制作しているかを教師から尋ねられる」事がよくあります。その場で聞かれるのですから、緊張さえしなければ自然な返答は容易なことです。でも、教師と対面で行われる面接ではそうはいきません。緊張感一杯の中で返答するのですから大変です。
しかしながら面接では「言わされているような用意された言葉では無く、その場で考えた言葉」が好まれるものです。 でも我が子が良い返答など到底できないと思い込む保護者は、何度も練習を重ねて「聞こえの良い返答」を刷り込んでしまい、結果的に子供の魅力を下げてしまいます。
これは保護者対象の面接でも同様で、先生方が引き込まれるような「なるほど」と思わせるような返答は、その場で思わず出た言葉であることが多いものです。しかしながら、そのような意味のある言葉は、常日頃「自分の言葉で語る」方からしか生まれないのです。
どなたでも名前を知っている有名校(園)ほど、その水準を保つべき人材となる保護者を望んでいます。その基準は自分の言葉で語ることができる保護者と言っても過言ではありません。
塾長として最も重要な仕事は、保護者を自分の言葉で語る事ができるステージに引き上げる事かもしれません。実際、保護者の要望に従ってその機会を数多く設けてきました。受験後に後悔したくないから当然です。
残念なことに、ご両親の育ちや家系などの条件から醸し出される「佇まい」や「言葉」の品性までは手を入れられませんが、身につけていないものを無理に演じさせる「安っぽいドラマ」のような演出は避けたいものです。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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