小学校受験準備をブラッシュアップ
「小学校受験準備のペーパー学習の意味」
「小学校受験の準備で最も大切な学習はペーパー」…そう思われている理由は、以下の有名小学校でペーパー考査の結果が合否に大きく関わるからです。
・ミッション系の女子校=白百合、聖心、雙葉、東洋英和、立教女学院、光塩etc.
・大学受験校=曉星、成蹊、筑波等の国立大附属、森村、カリタス、東農大稲花etc.
・中学受験校=国立学園、宝仙、都市大付属、洗足学園、精華、目黒星美etc.
近年の附属受験家庭の代表格の医師や法人勤務の家庭にとって、生活力や絵画造形、巧緻性、行動観察のような分野は、評価方法が明確でなく(実は明確なのですが…)家庭での指導方法も掴みずらく、家庭学習も圧倒的に不足します。
そのため、体操教室や絵画造形、行動観察を指導する専門教室の人気が高くなるのは当然かもしれません。
比較的小規模の教室でも、いわゆる予算と必要な指導だけをチョイスする「カフェテリア方式」が幼児教室業界の主流ようで、私の教室のような、全てが1セットになった総合指導の教室は今や珍しいようです。
この「総合指導の教室」への拘りの理由は、受験指導では「ペーパー」・「個別」・「絵画造形、製作、巧緻性」・「行動観察、運動、指示行動」・「生活力、言語発達、躾け」…全ての知育発達が連動していると考えるからです。
当然、全てをバランスよく指導できる優秀な人材が必要であることは言うまでもありません。そしてメイン教師を的確に補佐できるアシスタントの存在も必要です。それらが揃っていてこそ、拘りの教室であり続けられるのです。これは幼稚園受験でも同様です。。
しかも「カフェテリア方式」より結果的に費用が安くなります。
さて「ペーパー学習」ですが、もっとも家庭で指導しやすい学習と言えます。中学以降の受験経験を持つ保護者にも理解しやすいですし、教材も手に入りやすいのですから当然です。
有名小学校に複数合格する子供達は皆ペーパーが得意です。ペーパーで培った思考力や聞き取り能力が他の課題でも生かせるからです。勿論ペーパー以外の豊富な生活経験や行動観察指導、絵画制作経験を通じた学びが必須条件です。
ところが、このペーパー指導…最も教材を用意しやすく、家庭で学習しやすいのに、上手に伸ばす保護者になかなか出会えません。やりすぎて子供に弊害を出してしまう保護者までいるのです。
ペーパーの家庭学習を効果的に続ける為に理解を深めて頂きたいことを並べてみましょう。
⑴どのような分野があるのかを調べ、分類をする。
⑵地道な反復練習が必要な基礎的な分野と、総合力が必要な応用系の分野を特定する。
⑶指定時間よりも理解力や正解率を大切に考え、我が子の発達に応じた速度を目標にする。
⑷速さや相手が判断しやすい解答を書く意識は、本人の自覚が必要。意識が芽生える言葉かけは時期を考える。
⑸ペーパーの中で個別形式考査に転化可能な分野は、ペーパーも利用して個別教材を手作りし、ペーパー学習の学びを生かせる生活体験がないか考えた子育てをする。
⑹急成長する時期はそう長くありません。学習量は親の匙加減であることを忘れずに。
⑺我が子に限界がある事を忘れずに。
ペーパー学習に不安がある方は塾長カウンセリングをお申込みください。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
〒102-0084東京都千代田区二番町9-2日興ロイヤルパレスB1
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