小学校受験準備をブラッシュアップする。
「小学校受験の準備っていつから始めたら良いの?」
4歳児の年中クラスは、初めて小学校受験に取り組む方と、幼稚園受験経験者が混在していますが、一般幼稚園はともかく、附属幼稚園受験の経験者は少数派だと思います。
幼稚園受験経験の有無に無関係で、年中期から小学校受験の準備を始めるのが近年の傾向のようです。準備を始めるまでの成長度によって、基礎修得にかかる時間にかなりの差が出てしまうので、早生まれや2~3歳時期に手の入り方が浅かった子供は、年中時期の準備は早めにされた方が良いでしょう。
なかなか伸びないと感じても焦らず成長を待ちましょう。しっかりマネイジメントした準備をされていれば、亀の歩みのようにゆっくりでも年長の夏ごろ一気に開花します。言語をなかなか発しない子供に親が話しかけ続けることで、一気に開花するのと同様に愛情深い保護者の苦労は報われます。
4~7月頃の遅生まれや、2~3歳頃にしっかり手の入った子供は吸収が早いので、遅めの準備でも良いと思いますが、成長が止まる時期も早め(GW頃から)になるので、ペース配分が大事です。
大切なことは、年中期の発達状況をしっかりと親が把握することです。幼児教室が実施している年中期の発達診断テストや講習体験などを受講して、プロ教師の判断を仰ぐのも良い方法です。ベテラン教師なら「育ちの履歴」を読み取れる筈です。大いに利用されると良いでしょう。
11月~3月の基礎期、4月~7月の応用期を通して力量が身についた子供でも、「不慣れな考査現場で力を発揮する為の心の成長」が不十分だと良い結果に繋がりません。8月の指導(夏期講習)から受験時期までが心の成長期ですが、成長の為には熟練教師の高い指導力が不可欠ですが、冷静な親のバックアップが必要なのは言うまでもありません。
受験準備の最終段階は親の力量次第なのですから…
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
〒102-0084東京都千代田区二番町9-2日興ロイヤルパレスB1
Tel 03-3265-7774 / Fax 03-3230-4737
http://www.keishinkai.ne.jp/
コージアトリエ『ご家族で取り組むお受験スタイル』 - YouTube