11月6日(土) 暁星幼稚園の複数合格報告が届きました。
昨年度、暁星幼稚園の考査日程に大きな変更がありました。それについて昨年のブログで発信した内容を再度ご覧下さい。
東京都の附属幼稚園は…
「親子面接」を先に実施⇒「子供の考査と親子考査」を後日行う方式がポピュラーです。
*実は先に行う親子面接でかなり絞り込みを済ませています。一次合格家庭のみ二次考査に進めるわかりやすい方式をとっているのは白百合学園ぐらいです。
ところが暁星幼稚園では、「2日間の子供の発達考査」を先に実施⇒「親子面接」を後日行う方式を定番にしていました。
「年中児並みの能力発達」「精神面の発達がよく、親離れが出来ている」子供を好む暁星幼稚園では、先に子供を絞り込む手法があっていたのでしょう。
*暁星小学校のように、一次考査合格者のみ二次考査に進める方式をとっても良かったのでは?と思えるほど、子供重視の傾向が強い幼稚園でした。
その順序を、本年度から真逆にしたのです…
当初、一日目に30分の面接を行うと言われていましたが、さすがに長いと考えたのでしょう、15分間の面談で行われました。
これが、他の附属幼稚園のように親を中心に絞り込む為のものなのか?まだ今年だけでは判断できないと私は思っています。
受験に定番はありませんから、来年度は基に戻る可能性だってあります…とはいうものの、理由がないのに考査日程を変更するわけはありません。
「男子の育ち」に対してこだわりを持ち、「子供以上に母親に対して厳しい」と定評のある暁星幼稚園です。「男子を育てる覚悟を持つ」母親と、「母親だけに任せない父親の役割に考えを持つ」父親を選ぶ意思の基に行われた変更だと思います。
上記のような変更があり、その上で選ばれたご家庭は、当会に於いては昨年度までと変わったように思えませんでした。
「我が子を叱ることができない両親が目立つ時代です。そのような時代だけに、暁星幼稚園の選びのこだわりは価値があると私は思います。
加えてお伝えすべきなのは、暁星小学校の合格報告でも触れたように、より質の高い保護者層を揃えようという意識が高くなったと感じることでしょうか。
近日中に、本年度の暁星幼小の面接質問についての考察を発信する予定ですが、家柄や学歴が良いという肩書よりも、今の時代を切り取った広い範囲から繰り出される質問に対して、その場で考えた無駄のない回答を即答できる親を重視した選び という事だと思います。
加えて、ここ数年の合格家庭の特徴は、とにかく考査日寸前まで努力させられる親に尽きます。
ただ、その意味を取り違えてただ子供を追い込み、合格の為に我が子をおかしくするような親ではなく、都心のカソリック校に相応しい親の姿かを、客観的に判断できるだけの余裕を持っていることが条件なのは言うまでもありません。
「サッカーとフランス語とキリスト教育」 暁星学園の三本の柱が今後も維持され、フランス国歌を歌う暁星出身者の集いが続くことを願っています。
今年は、コロナ禍で年少クラスの人数が例年よりも少なかった為、限られた男子生徒達の中での受験でしたが、見事に暁星幼稚園の複数合格となりました。おめでとうございます。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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