4歳以降の子供に手を入れる…part8
新テーマ「4歳以降の子供に手を入れる」では、幼稚園受験適齢期を過ぎた4歳児の子育てと小学校受験で成功する親の在り方や指導について発信しています。
part7では発達の差を利用して子供を伸ばそうを発信しました。
part8では「青山学院初等部の成長の記録を参考にした子育て」について述べてみたいと思います。
プロテスタント校の代表的存在である青山学院の幼稚園や初等部受験は、相応しいご両親や家系であるか?という「属性の一致」という視点では最たる附属の一つです。
その最大の理由は「入学式後の自己紹介時に、初対面なのに古くからの知り合いと対面しているような気がする」という父親達からよく耳にする言葉に凝縮されていると思います。
つまり、もし幼児教室で青山学院初等部への合格者が多い年であれば、教室の保護者層に対話や行動を共にして違和感を感じない、育ちや職業層、ライフスタイルが類似した方々が多い年であった…という事になるのです。
もちろん、子供が合格条件を満たす成長をしていることが前提条件であることは言うまでもないことですが、「初等部に相応しい両親の関わり」の影響の大きい子供だからこその合格とも言えるでしょう。
上記の条件を満たして選ばれた青山学院初等部生達の「通知表」は、学力評価ではなく「成長の記録」と呼ばれる、教師と親子間の定期的な面談で決定する「その場で決める目標への達成評価」です。
それ以外にも教師と保護者間を往復する膨大な「連絡帳」の存在も、初等部教育を支えるものとして大きい存在ですが、今回は「4歳以降の子供に手を入れる」というテーマですので、「成長の記録」を参考にした「親子間の成長の記録」の実施をお勧めしたいと思います。
幼児期の受験で良き結果を得る為の条件のポイントはいくつかありますが、「今日出来なかった事を早ければ翌週、遅くてもその月内に出来るようにしていく姿勢」が親に必要な条件として何度もお伝えしてきました。
「そのうち出来るようになる」「あなたは悪くない」「頑張ればできるようになる筈」等は、我が子が可愛いからこその思いですが、親が受験を決めた以上、「幼児教室に丸投げする」「自然の成長に任せる」「良い悪いの判断を曖昧にする」などの姿勢は論外であることを、肝に銘じて欲しいのです。
しかしながら受験をしない家庭の子育ては、目標がない分どうしても」「自然の成長に任せる」「良い悪いの判断を曖昧にする」子育てになりやすいのです。
だからこそ、今月の目標を親子間で決め、達成度を示す「親子間の成長の記録」を示し、出来なければ翌月も継続するがそれ以上は無い…ぐらいの姿勢を示し子育てをして欲しいのです。
内容は自由ですが、「生活面で親任せにしない」「意思をはっきり表現する」「面倒くさがらない」などの中で、その月のテーマを決めたらどうでしょう。
達成すれば素直に喜び、ご褒美も有りでしょう。
達成感の積み重ねは、子供の自信を生み自主性を育てます。素直さが徐々に薄れやすい4歳以降の子育ては親の知恵と根気が必要であり、まして受験をさせるなら必須条件です。
先ずは達成しやすいところから始めましょうか…
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