昨年は、コロナ禍の影響で11月に前倒しとなった筑波大附属小の二次考査でしたが、今年も日程発表が遅れ、受験準備講習を設けるかどうか決定できない日々が続きました。

幸い、一昨年までの定番日程で行われることが決まり、週三回の指導を四週に亘り続け、やっと第二次考査発表の日を迎えることができました。

私立志向のご家庭が多い当会ですが、私立受験を経て国立大附属小を受験する子供達の為に、今年は近年の考査内容の分析を基に指導教材を全て作り直し、一次抽選発表の日を待ちました。

一次抽選を通過したご家庭は片手ほどの人数でしたが、全員私立校に通える条件の上で、激戦の日々の記憶も忘れてしまったような子供たちを、再び蘇らせる為の指導を続けなくてはなりません。

まだ伸びしろがある早生まれの子供がいます…

考査に臨むと委縮し、力量を出し切れない傾向の子供います…

考査に対してのモチベーションを維持している子供などいる筈もありません…

でも子供達には一か月の時があるのです、親の期待を背に闘うしかないのです。

筑波の二次選考合格はご家族にとって、私立受験とは異なる感慨深いものがある結果です。

オンラインによる手続きが無かった時代は「願書取得日から何回足を運んだことか…」の言葉をよく耳にしました。一次選考（抽選）も含め、最後の合格を手に入れるまで通い詰めたご家庭にとって、共通の思いだったことでしょう。

ネット出願となった近年ですが、ここまで進めたご家庭には格別の達成感があるものなのです。

９月の埼玉県の私立受験から始まった附属小学校受験です。やっとこの日を迎えられただけに、「おめでとうございます」の言葉よりも、「お疲れさまでした」の言葉を掛けたいと思います。

明日の第三次選考（抽選）が残されてはいるものの、その結果はその子の持っている運であり縁です。明日の報告を待ちたいと思います。

さて、これを持ちまして、今年度の附属幼稚園・小学校受験全ての日程が終了です。これで私達教師一同も次年度受験へ頭を切り替えることができます。

新年を迎えても、私立附属小の補欠繰り上がり合格報告があると思います。複数合格して絞り切れず越年する家庭もあると思いますが、追加合格を待つ家庭や我が子の為にも、年内に決定して気持ちよく初詣にお出かけください。

☆新年度の塾長カウンセリングは６日以降から始めます。年内26日まで受け付けております。