小学校受験は大変そう…だから幼稚園受験にしようとお考えのご両親へ
けいしんかいは、幼稚園受験と小学校受験を両立させてきた教室です。幼児教室を経営している方なら両立の難しさは理解している筈です。
小学校受験の指導を長く続けてきた教室の経営者が「幼稚園受験も」と考えるのは自然な流れですが、手を出してみたら「全く別物」であり、「良い結果がなかなか出せない」という現実に直面し困惑するからです。
数は少ないですが、幼稚園受験専門の教室も存在します。ただ、当会のような全ての附属幼稚園を対象とする教室は極めて珍しく、「紹介者中心の個人の先生」を含めて、特定の園を対象とする教室がほとんどだと思います。
「幼稚園受験対応の幼児教室を運営したい」という方がもし相談に来られたら、「お勧めしません」と答えるでしょう。その方が附属幼稚園の出身者であったとしても、答えは同じです。
子を持つ全ての親が経験する「個の子育て」を極めるだけでは、附属幼稚園受験は成り立ちません。多様な関りのある集団指導の積み重ねを通じ、幼き原石を宝石のように輝く存在に磨き上げる教師との関りが必要です。
「面接機会で親を絞り込み、その後の子供の考査を通じて魅力ある子供を選ぶ」のが附属幼稚園受験です。
豊富な経験を通じてそれを感覚的に理解し、ご両親を附属幼稚園に相応しい存在に導くと同時に、入園すべき幼稚園さえも判断できる指導者となるためには、豊富な経験だけでは足りません。
ご両親の素性や気質を理解し、「的確で納得できる指示」と言える「魔法の言葉」をも生み出すために必要な観察力、洞察力が不可欠です。
「選ばれるのだろうか?」という不安を払拭出来ないご両親の背中を押し、支え続ける存在になるのは容易いことではないのです。
「たかが幼稚園でしょう…」そう思う方々の理由はわかります。
我が子の総合力の限界さえ見える小学校受験と違い、何を評価されて結果に繋がるのかが今一つ理解しにくい幼稚園受験だけに、「親の勝負」と決めつける方の気持ちもわかります。
「可愛い我が子が評価されない筈はない」という親の思いも理解できます。
「社会的地位もあり、資産や高学歴の私を選ぶのが当然」と口にはしないまでも確信するのも当然でしょう。
では、悔しい思いや挫折感を払拭できないご両親たちが、その理由を理解し受け入れる為に、受験後の11月以降私のカウンセリングに訪れる方が多いのは何故なのでしょう?
年少や年中以上のクラスの体験指導の時に、幼稚園受験の経験を持つ家庭が多いのは何故なのでしょう?
「附属幼稚園の数が少ないから」「志願したい園が限られているから」「募集人数が少ないから」「出身者じゃないから」「縁故がないから」…仕方がないと思うのは無理のないところですが、それぞれの園にとって魅力を感じるご家族が極めて少数なのが現実なのです。
1~2歳の子を育てるご両親から「小学校受験は大変と聞くので幼稚園受験にしよう」という声はよく耳にしますが、それは大きな認識不足であることだけはお伝えしておかなければならないのです。
ご両親にとって、想像以上に良き影響を受ける場となる附属幼稚園だからこそ、小学校受験以上に真剣に真面目に取り組まなければならないのが幼稚園受験です。しかしながら子育ての原点期に経験すると大きな財産を得るのも幼稚園受験の魅力なのです。
その魅力を知りたい方はどうぞご相談ください…
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