例年9月に行っている「第5回模擬テスト」は、志望校合格判定を主目的とした考査ですが、時期的にとても重要な考査と言えます。
志望校最終決定の資料にして頂く為に、結果等に加え「第○回模擬テスト(同問題使用)を受験した子供の過去の合格校結果」を添付資料として同封しています。
下記の一覧表は、「2018年度第5回模擬テスト」を受験されたご家庭への添付資料です。
同様の資料は、節目の時期と言える時期の模擬テスト結果に添付しています。また、合格結果発表を公開していない当会の全会員(外部生も含む)の誤魔化しようがない合格結果が、一目瞭然となる資料です。
勿論、個人名が特定できないよう配慮済ですが「男女別・月齢分けのデータ」や、「私立附属幼小出身保護者&兄弟姉妹附属幼小在籍データ」等々もご確認頂けるので、他の教室には無い参考資料だと思います。
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第5回模擬テスト添付資料part1(男子) *最高点から平均点までの結果を抜粋
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当会の通常模擬テストは…
⑴個別考査5問
⑵行動観察系4問(指示行動・運動・社会性・絵画・制作・巧緻性から出題)
⑶ペーパー考査5問
以上三つの14の出題分野で出題しており、各分野10点満点で合計140点の総合模擬テストです。
その結果を基にして、上位三人(122・119・116点…)の内二名が幼稚舎に合格。
もう一名は補欠で結果的に青山学院に進学という結果がでています。
この三人は幼稚舎はおろか慶応大学にさえ縁の無い、卒業後に義塾に貢献した痕跡の無い保護者の子女ですから、慶応ファミリー的家庭以外の狭き門を通過した優秀な子供達です。
その大変さを理解されていない方は、幼稚舎についての私のブログでご確認頂くとして…
読者に理解して頂きたいのは、ペーパー考査や個別考査を行わない幼稚舎のテストに合格する子供が、行動観察系だけが優秀なのではなく、個別もペーパーも通算平均点を大きく上回っている現実です。
他の学校でも、過去問題で出題分野だけを学習したような、偏った力量の子供は合格しにくいことをこのデータは物語っています。
総合力のない子供は入学後、高学年になるにしたがって学業成績が伸び悩むだけでなく、私立ならではの学内外の活動からの影響を吸収できない子供となる可能性が高くなります。当然ですが有名校の教師ほど、総合力に長けた魅力ある子供を選ぶ目を持っています。
面接が無い為に、考査で親力を発揮できない幼稚舎や横浜初等部、桐朋学園、桐朋小、国立大附属等の附属小学校は勿論、子供を絞り込んだ上で親の評価が合否に影響する、他の有名附属小学校でも、総合力の長けた子供の合格結果が良い事を、このデータが物語っています。
また、兄姉が附属小に在籍していても、同程度の総合力が無いと合格に届かない現実があるからこそ、同校だけの単願はほぼ無い事もデータが物語っています。(単願は私も勧めませんが…)
5校以上の併願が普通になった近年の受験ですが、「宗教の有無や共学・別学などの異なる条件を制して、複数の合格結果を出した家庭」と「一校のみの合格結果の家庭」が同じ得点領域に共存していることも読み取れます。
他にも、90%以上が附属幼稚園や小学校の出身者家庭では無く、フルタイムで働く母親達も多い故に保育園に通う子供の割合が想像以上に多い事が読み取れるだけに、「その附属は出身者や縁故のない家庭では合格しないので、縁故を見つけてきてください…」などと言われて諦めようとしている保護者に、附属小学校は幅広いご家庭に門戸を開いていることを知って欲しいと願うばかりです。
part2に続く
思考力upの為のペーパー指導のツボ⑴
小学校受験のペーパー教材を用いて、お子様の思考力を伸ばすために、 ご家庭でお母さんが、どのように指導すればよいかについて講義させていただきます。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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