当会の受験結果と他者からの情報を基にした、新園長の広嶋育子先生の選びの傾向について述べましょう。
先ず保護者の選びについてですが…、具体的な人数は不明ですが、前園長と比較すると在園家庭の合格率が上がったようです。在園家庭の割合が増える傾向は、保護者との接点の多かった主任経験ならではのもので当然の結果だと思います。
職業分類や出身者の割合の変化については、まだまだデータ不足ですが、当会の会員の結果から、無縁家庭は前園長同様多いのではないかと想像できます。
次に子供の選びについてですが、前園長先生よりは知育発達の良い子供を選んだように感じます。つまり保護者より子供重視の選びということです。もしそうであるなら、保育経験を積み重ねてこられた主任先生らしい選びと言えるでしょう。
前園長時代、知育発達だけを重視して子供を仕上げたご家庭が不合格になる例は多く、「考査中泣いたり、何も発言しない子供が合格しているのに、発達の早い我が子が何故不合格になるのか?納得できない…」とカウンセリング時に訴える声をよく耳にしましたが、保護者層を重視したからこその、知育発達より心の発達を大切にしてきた前園長の選びの傾向であったと思います。
日本女子大附属豊明幼稚園では、前園長時代まで保護者より子供の知育発達重視の傾向にあったと言えますが、現園長は出身者比率を高めていて、知育発達よりも保護者層重視傾向とよく耳にしますから、白百合幼稚園の選びは豊明幼稚園とは逆行しているのかもしれません。
前園長の川崎先生の選びの特徴も、時を経て判明した事ばかりですから、広嶋先生の選びの傾向がはっきりするのは来年以降と言えます。就任初年度ですから徐々に変化していく可能性もありますので、あくまで参考程度にしてください。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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