11月25日(水)青山学院幼稚園の複数合格報告が届きました。
順位はお伝え出来ませんが、補欠合格も含めた複数合格結果です。
当会の近年の幼稚園受験の結果を見返すと、現在初等部二年生に在学中の生徒が、5名受験中4名の合格で、青山学院の出身者ではないご家庭(勿論縁故など全くない結果)であったことを思い出しますが、暫く当会では青山学院志望者が減少傾向が続き、久しぶりの青山学院幼稚園への人気が復活する中での結果でした。
小学校受験では、補欠繰上り合格が20名以上になるのは普通の事ですが、募集人数の少なさと、平均的保護者層の違いの大きい幼稚園では、さすがに若干名の繰上りが現状です。
青山学院初等部では、人気の女子でも昨年12月初旬で既に5名以上の繰上り合格者がありましたが、併願園の複数合格に繋がりにくい幼稚園受験の中で、学習院幼稚園でも既に複数の繰上り合格がありましたから、補欠合格の家庭は気長に待つことが肝要です。
昨年まで、初等部の受験が終了してから入園考査を行っていましたが、本年度はほぼ同時期に考査が行われたため、ここ数年続いていた中村初等部長の同席のない両親面談でした。
初等部同様フェイスシールドを配り、保護者の表情を見極めながらの面接を行い、相応しい両親を見極めようとする姿勢を幼稚園でも感じます。
青山学院幼稚園は東洋英和女学院幼稚園と同じプロテスタント教育であり、遊びを通じて社会性を育てる方針に類似性はあるのですが、保護者の平均層が異なるため、実は全く異なる性格の幼稚園です。
附属小学校と比較して、平均的な職業層だけでなく、ご両親のタイプも著しく異なる私立附属幼稚園ならではの、園からの出身者の「らしさ」の違いは、社会人となってから際立ってくるのが興味深いところで、幼き頃からの人的環境が成人後の人物像の違いに多大な影響を与えることを物語っています。
プロテスタント教育の青山学院の育ちは、宗教に深く関わってきた教職員の影響だけでなく、園や初等部活動に協力的で社交性の高い保護者の人的影響力が大きく、私立の中の私立と言える存在の源泉は保護者の選びから生じているのです。
男女20名ずつ募集の青山学院幼稚園と、女子30名・男子若干名募集の東洋英和の男女比の違いは、共学の青山学院初等部と女子校の東洋英和小学部に進学後、顕著になっていきます。
幼稚園受験を考えるご家庭には、子供だけでなく保護者の学びの大きい附属だけに、園とご家庭の属性の一致や、我が子への影響度を熟慮の上での選択をお勧めします。
ご両親や家系の背景を基にした附属選択については、塾長カウンセリングや体験指導を通じて相談を承っておりますのでご利用ください。
合格された子供達が、人生最良の時期を過ごされることを確信しています。合格おめでとうございます。
幼稚園受験もいよいよ国立附属だけを残すのみになりましたが、「幼稚園・小学校受験の期間は本当に長いな…」というのが本音です。既に次年度の受験へ闘いは始まっています…
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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