11月17日(火)宝仙学園小学校(一般入試)の合格報告が届きました。
宝仙学園小(一般入試)は、11月1日(日)のAO受験後二週間の間を空け,13日(金)必着の出願締め切りで志願者を募集しました。
まるで、私立附属小受験結果を見届けてから実施するかのように、宝仙学園小(一般)の考査は、14日(土)・15日(日)の二日間に行われ、合格結果は即日郵送されます。
神奈川県の学校としては例外的な日程である11日(水)の横浜初等部一次考査までに、東京都の私立附属小考査は、少数の二次募集校を除き終了していますから、本命の大学や高校までの一貫校の結果が希望通りになっていないご家庭にとって、願書提出の遅い宝仙学園小学校の一般入試は救世主のようなものです。
子供達にとっては、六年後の中学受験に切り替える為のスタート台に立つためのようなものであり、考査会場に向かう我が子を見送る保護者の心中察するものがあります。
私達にとっても、宝仙学園小の一般入試結果に対する思いはご両親と同じで、吉報報告を電話口で受けた時の喜びは格別の思いがあります。何せ男子で例年2倍程度の推薦考査と違い、男子で6倍を超える高い競争率ですから当然です。
「国語の宝仙」と呼ばれるほど、国語の指導を大切にしてきた宝仙小学校は、国語の大家と呼ばれた石川校長先生時代に中学受験の基盤を作り上げました。
ペーパーを重視した考査内容ですが、幼児教育と中学受験との関連性に興味を持つ石川先生と教頭先生が時折当会に来会され、行動観察考査に関してリサーチされていたことは懐かしい思いでになっています。
「ひらがなの読み書きと読解力」を問われるペーパー考査があることは知られていますが、最近はそれだけではなく、思考力が低いと解けない問題が出題されるようになり、石川校長先生時代からの国語力重視の流れは引き継がれています。
近年では、公開授業の素晴らしい内容で受験を決定する家庭も多く、仏教校ならではの低学年の心の教育も含めてバランスの良さが特徴です。
中学受験校の人気校だけに、宝仙学園小学校合格おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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