東日本大震災後の状況を思い出すかのように、4月から5月にかけて、体験指導や模擬テスト、そして夏期サマースクールや特別講習…あらゆるお問い合わせを頂けない日々が続いていました。
まあ、外出自粛要請が続き、説明会も次々と中止のお知らせが続いているわけですから、受験の事を前向きに考えられる筈もなく、お問い合わせをする気持ちが起きないのも当然ですね…とは思うものの、心穏やかではいられない日々が続いていたのが正直なところです。
当会の会員でも長男、長女が既に附属小学校に通学中の方は、親戚のいる地方に疎開を続けている方もちらほらと、「すっかり野生児になっています…大丈夫ですか?」のような皆さん同様の報告を頂き、「とことん野生児になって帰ってきてください」と私はお答えしてきました。
自然の中で生活を続けていると、都会暮らしの垢みたいなものが落ちて生命力が高まるので、条件さえ許されるなら積極的にお勧めしたいぐらいなのです。
とはいうものの大半のご家庭は、家という限られた空間の中で暮らしていたわけですから、成長著しい筈の幼児でさえ成長どころか後退しかねない状況に追い込まれていました。子供はやっぱり集団の中で他者の影響を受けて伸びていくのですから、心配ではあるもののどうにもならない状況であったわけです。
ところが、数日前から急に様々なお問い合わせが増え、私のカウンセリング予約も次々と入ってきているのです。
飲食店も場所によっては満席というような店もちらほら見かけるぐらい外出する人も増えてきましたから、子育てをされているご家庭も同様なのでしょう、これからの生活の心配をするのと同様に、受験まで残された期間を考えると、このままでは…という不安が生じてきた結果かもしれません。
関西に親族の多い私は、阪神淡路大震災の時も、心を塞ぎいつまでも活動を続けない人の多い中、いち早く生活や仕事を立て直していく人を見てきました。その差は当然のごとく復興後に結果として表れましたが、それは受験準備を続けるご家庭も同じであり、可能な限り生活や子育てを以前の状態に復活させる意識を親が持って欲しいのです。
元々、幼児期の受験は保護者の受験でもあるわけですから、親がネガティブな姿勢で良き結果が得られる筈がないのです。
何度も申し上げてきましたが、子育ては親の覚悟次第です。些細な心配を振り払い子供と向き合って下さい。
思考力upの為のペーパー指導のツボ⑴
小学校受験のペーパー教材を用いて、お子様の思考力を伸ばすために、 ご家庭でお母さんが、どのように指導すればよいかについて講義させていただきます。
2020年度 山中湖サマースクール【7月26日(日)~8月1日(土)】
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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