私立や国立附属小学校の割合は、全国22,000以上の小学校の1%に過ぎないものです。附属小学校の割合がもし20~30%あったなら、そこでの育ちを得た者の社会への影響力はもっと大きなものになっている筈ですが、実際には少数であるが故に目立つものではありません。
日本人の民度のレベルを決定づけるのは、やはり公立教育の育ちを経験した人達によるものであり、附属幼小育ちの価値は別のところにあると理解すべきです。
私立や国立附属幼小の育ちを経験した人が、そこで得たものの意味を理解するのは、卒業してから30年後というのが幼小卒業生共通の認識のようで、40歳前後になって初めて附属幼小育ちの人的影響だけでなく、両親の選択の理由も理解できるようになるようです。
その年齢は、社会的に責任ある立場になっている方が多く、学歴や能力だけではなく、幼少期からの人的影響の大きさ…つまり育ちの大切さを理解する時期なのでしょう。公立育ちの人も故郷の人的環境に対する思いが深まってくる年齢であり、一回立ち止まって自分の人生を振り返る事の多い年齢のように思うのです。
保護者との対話機会を通じ、中学受験に高い価値観を持っている人の中にも、高学歴だけではなく、幼少期の濃い人的環境の育ちを我が子に与え、自分も保護者として関わってみたいという考えの方が、近年増えているように感じます。
それはいい意味での欲深さであり、親と同じで良いという考え方だけでは、次の世代を維持できなくなる不安を感じているからだと思います。
我が子の世代は、両親の生きてきた時代の価値観だけでは通用しません。世の中の仕組みが目まぐるしく変わる可能性があることは、阪神淡路大震災や東日本大震災、そして今回の新型コロナウイルスの影響の大きさに直面した者ならば理解できるでしょう。
我が子が、先の見えない時代を生き抜く為に必要な人間力…それを育むために必要と確信できる育ちの場を私達と共に考えてみませんか?
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