今回の新型コロナウイルス騒動は、休校や卒業式中止などに繋がり、今が成長期の子供達にとっては大変な問題だと思います。
三歳を過ぎるた子供たちは、親以外からの影響が大になるのですが、その成長には学校や幼稚園という活動の幅が大きい場が必要です。
その場を奪われ、学童保育では1メートル離れて過ごさなくてはならないなどの制約が多い現状では、成長どころかストレスによる心的な影響が心配です。
小学校受験を終えて、教室通いをしなくなった生徒が二週間過ぎると、親が心配になるほど生気が無くなり、メリハリのない姿になることはよくあることです。
今回の騒動で活動の場を広げられなくなった子供たちもしばらくすると、生気を感じられない姿になるのではないかと心配になります。
私立校受験終了後の国立大学附属受験では、子供の能力低下への対処が合格に大きく影響することを、ブログで何度も述べてきました。
10月の東京以外の附属小から始まる関東圏の受験(一部9月から実施)のほとんどが終了する頃に行われる筑波大附属の一次抽選は、例年11月中旬に行われます。
私立附属受験という特異な経験による精神面の成長は著しく、11月の6~9日が考査日程となる成城学園や桐朋学園、慶応横浜初等部(一次)の考査で力を発揮する子供も多いのです。
しかしながらそこを過ぎると、教室での集団指導が無くなってしまった為に、身に着けた能力が徐々に発揮できなくなり、11月後半の横浜初等部(二次)や学芸大附属各校、12月中旬の筑波・お茶の水附属小の考査の頃には輝きが失せ、行動のキレや記憶力、理解力を低下させてしまう子供は珍しくないのです。
しかしながら能力が出せなくなっても、一度身に着けた能力を無くしたわけではなく、休眠状態に入ったようなものですから、復活させる教場と時間があれば必ず元に戻ります。
今回の騒動が終息した後。子供たちが平常時の生活に戻っても暫くは影響があると思いますが、子供たちの生命力の強さに期待したいと思います。
思考力upの為のペーパー指導のツボ⑴
小学校受験のペーパー教材を用いて、お子様の思考力を伸ばすために、 ご家庭でお母さんが、どのように指導すればよいかについて講義させていただきます。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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