11月17日(日)慶應横浜初等部二次考査に向けて特訓中

11月13日(水)web発表された慶応横浜初等部の一次考査考査合格者の二次考査は、男子が19日(火)、女子が21日(木)に行われます。

 

慶應義塾の附属小学校は、絵画(幼稚舎)、制作(横浜初等部)で発想力。そして両校共通の行動観察で指示理解力や他者との協力姿勢などを問われます。

 

大人の予想を覆すような発想や行動が重視される考査ですから、他者の目を気にしがちな近年の子育てではなかなか身につけることができない指導が必要です。

 

行動観察指導が得意な当会の指導を通じて、生来の魅力を失わず子供らしい成長を身に着けた子供達は、長い期間の考査を通じて保護者の想像以上の精神面の成長がありました。

 

しかしながら教室での集団指導が無くなったせいで、仕上がっていた行動観察の能力が少々錆びつき、発揮できなくなっている可能性が高いので、15日(金)から徐々に特訓を始めています。

 

今日17日(日)は、久しぶりに5人の子供達が集合し、三時間余りの行動観察重視の指導を続けています。

 

18日から一か月間続く筑波第附属中心の特別講習も同様ですが、有名校が重視する行動観察は、マニュアルが無いと困るレベルの教師には指導できない領域です。

 

しかしながらその前提には、横浜初等部や桐朋の一次考査を突破できる、小学校の考査で出題されるペーパーや、個別考査で十分に力を出せる基礎学力や思考力が前提です。

 

合格者の出身者家庭比率が極めて高い幼稚舎が、行動観察のみの考査しか行わないのはご存じだと思いますが、無縁家庭や出身者家庭の一人目の受験で合格するほとんどの子供のペーパー能力が高いのは常識となっています。

 

ペーパーなどを通じて身に着ける基礎学力や思考力、指示理解能力は、行動観察面を磨くために必要な学習であることを、青山学院や成城学園、立教小学校のような行動観察校を目指す家庭は理解して、過去問だけに囚われない準備を重ねて欲しいと思います。

 

本日の特訓では、主任が子供達の協力を再度磨き上げています。考査を受けている間に徐々に錆びついてしまった他者との協力姿勢は、私が眺めている間に見事に蘇ってきました。

10月末の年長クラスが蘇ったような授業の様子を眺めていると、生き生きした子供達の歓声や発言で楽しくなります。人生の原点に関われる職業に就いた者だけが味わえる喜びだと私は思っています。

 

この子達全員が二次考査合格をすることを、私や教師達は保護者の皆さんと同じように願っていますが、その結果は子供達の自分との闘いに勝利する気持ち次第です。

 

子供達が楽しいと感じる横浜初等部の考査に、教師の指示や要求を一つも聞き逃さない、見逃さない強い気持ちで彼らが臨んでくれることを心から願っています。

 

 

慶應義塾横浜初等部HP

 

慶應横浜初等部 一次考査結果からの考察

 

SFCの教育から考察する横浜初等部の考査(1)

 

 

 

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