10月29日(火)、大正時代から90年以上の歴史を持つ千葉県市川市の仏教系女子高校の附属小学校である国府台女子学院小学部の合格報告がありました。若干名の受験ではありますが、国府台女子も必ず合格の一報がある附属小として当会で定着しました。
千葉県では市川市と浦安市在住の家庭に私立附属思考の方が多いのですが、大学受験校として実績ある系列中高へ進学率が90%以上の国府台女子学院小学部は、千葉県在住の高学歴願望の高い女子を育てるご家庭には気になる存在でしょう。
系列高校からの指定校推薦枠が800以上ありながら、一般受験で結果を出す学生が多いと耳にした事がありますが、大学受験への定評が高い仏教系女子校へ、小学校から通わせる事への価値観を持つ家庭が千葉県でそう多くはないのか、出願者数は少なめです。
選択肢の多い埼玉県と比較すると、千葉県の附属小学校は数少ないのですが、当会でも少数ではありますが、東京都の附属の併願校として志願家庭をよく目にするようになりました。
9・10・11月の三回に亘って受験機会のある埼玉県の附属と違い、国府台女子学院小学部は10月末に一回の受験機会しかありません。ただ、募集人数が80名と多めながら結果的に合格者数は100名近くであり、神奈川県の森村学園などと比べると合格しやすいのが現状です。
高学歴女子への願望を持つご家庭は多くても、私立幼稚園・小学校に通っていた方は全国でも極めて少数なわけですから、大学受験校として定評があっても、系列附属小学校まで人気が波及する事が如何に難しいことであるか…と思うわざるを得ないのです。
考査方法は他の大学附属受験系附属小のようにペーパー以外に巧緻性・行動観察・親子面接…の選抜方法を広い領域から出題しています。特にペーパーは10数問以上出題されますから、しっかり準備を重ねておく必要があります。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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