元国連難民高等弁務官の緒方貞子さんが死去されました。
日本人初の国連難民高等弁務官として、1991年から10年間、難民救援活動の最前線に立ち、紛争犠牲者に向き合い続けた緒方さんは、女性の社会進出の象徴的存在です。
92歳という長寿の人生を駆け抜けた緒方さんの原点は、曽祖父が元内閣総理大臣の犬養毅という家系、そして父が外交官故の幼少期の海外暮らし。小5から聖心女子学院附属小に転入後の、信者としての女子キリスト教一貫校の育ち。
最終学歴や職歴、資格だけでは身に着けられなかったであろう緒方さんの存在感は、その恵まれた家系という宿命を、育ちで関わったキリスト教の人的影響で天命へと高めたからこそのものと確信しています。
私達が日々向き合ってきた年長児達が、明日10月30日(水)のスペシャル慶進会後の卒業式で巣立ちます。彼らが私立や国立附属の「濃い学歴」でいつの日か宿命を天命を手にする日が来ることを願っています。
緒方さんの素晴らしい人生をお手本に、私もまだまだ努力を続けます…
ご冥福を祈ります。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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