10月12日(土)の台風19号は、昭和39年(1964年)創立以来初めて休室の決断をさせられました。
東北の震災翌日の年長クラスでさえ、一人も休まず来会された教室です。保護者自身の選択にお任せして、教室はいつも通り子供達を待つ姿勢で営業を続けてきましたが、交通機関やデパート・コンビニ等々まで臨時休業を事前発表する時代です。休むという選択も教育サービス業として必要な姿勢だと判断をしました。
しかしながら、このような記録的な被害をもたらした風雨の中、教室には雙葉幼稚園などの願書アドバイスを求めるのFAXが届いています。昨日の嵐が嘘のような台風一過の晴天の中、最後のアドバイスをさせて頂く為教室のデスクに向かっています。
さて、今回は改めて願書や面接への私達の姿勢を改めて述べておきたいと思います。過去何度も述べてきた事であり、重複するかとは思いますが、私達が大切にしている事なので、再度述べておきたいと思います。
願書の多くはその園や小学校の出身者が書いたものではなく、出身者でない限りその学校の空気感や教職員・保護者についての実感の上で書ける願書などあり得ません。
出身でなければ尚更、自分の想像や直感で良いと思う場を選ぶ事を大切にすべきです。人間に五感がある限り、豊かな人生経験を持つ保護者はある程度正しい選択をするものと私は長年の経験で感じています。
だからこそ、両親自身の学びと我が子に与えたい人的環境選びは、自身の人生経験を踏まえ、この場所が必要である理由を率直に述べられれば良いのです。
私の仕事は、各附属の空気感や教職員・保護者層を的確にお伝えし、そのご家庭に相応しい附属を選んで頂く為のお手伝いをしいているだです。もしそのこだわりや直感が誤った理解故のものであれば率直に申し上げますし、正しければその感覚を文章や言葉でどのように相手に伝えれば良いのかを、会員面接やカウンセリングでアドバイスしているだけです。
しかもそれは、在学・在園してから身に着く姿を演じさせるような底の浅い指導や、相手に気に入られるような願書や発言を指南するものではなく、ご両親や子供が身に着けている魅力を如何に引き出せるか…そこに尽きます。
10月は模擬面接指導がまだまだ続きますが、本番の面接での経験に勝るものなどはないですから、その場で考え導き出す答えを重視し、ご両親それぞれの持つこだわりや魅力を導き出すことに徹したいと思います。
最後に台風19号の被害に合われた方々に心からお見舞いを申し上下ます。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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