実はこれまであまり触れてこなかったのですが、年中以降…特に年長クラスの指導の特色とも言える指導に「相談」があります。通常授業、講習、そして模擬テストのような機会を通じてかなりの回数経験させます。
社会ではディスカッションやディベートをする機会が数多くありますが、その準備への学びは小学校高学年からでは遅く、幼児期から相談機会を積み重ることで、自己主張だけでは駄目で相手の意見や考えを聞く事の大切さを理解させ、良き結論に結びつける為に必要なものは何なのかを実践で習得することを、教室では大切に考えています。
教師が課題を与えた後、課題によって人数の違いがある小集団にわかれて、相談をする。
・グループの名前を決める。
・何を制作(描く)かを決める。
・何の劇をするかを決める。
・お菓子などを、どのように分配するかを決める。等々
チームリーダータイプに見えても、実は我の強さを出しているだけの子供も多く、それをリーダーだとかん違いしている保護者も多く存在します。
静かに聞いているだけの子供に見えても、良きタイミングで貴重な意見を言える子供の価値は高く、そこもご両親が観察の上で理解すべき点だと思います。
幼児教室の指導は、小学校で活躍し生き生きとした時代にする為の学びです。合格はその結果に過ぎません。
自己判断と並行して、相談できる人としての成長を促したい…
それは私達の夢であり使命だと思うのです。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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