夏期講習 最年少クラス(後期) 一日目
夏期講習(後期)最年少クラスが初日を迎えました。
年長クラスはA・B期間(6日間)を終え、後期の夏期講習も中盤となりましたが、三保幼稚園受験準備の最年少クラスは、前期講習を終えて十分な休みを取った後の講習です。
保護者の意識が上がり、講習で学んだ子供との関わりを生かした子育てをされてきたのか?その結果が見えてしまうのも後期の夏期講習の特徴です。
スモックの着脱、たたむのも楽ではありません。親が手伝わず子供自身の手で洋服の着脱をさせてきたのか…、ボタン一つ留めている様子で一目瞭然です。
夏は暑くて参りますが、子供にとっては大きな成長を手に入れる時期です。
生活力向上のために継続は力なりを実感し、屋内にばかり居ることなく、外に飛び出して他者や場の変化からの学びを取得するのは、本人の努力ではなく、親の意識の高さゆえに可能となります。
発達が遅い為に、なかなか終えることが出来なくても構いません。イライラする気持ちを制御し、最後まで努力を続けられる子供の評価は高いのです。親が我が子の為に時間を割き、課題を与え、励ましながら達成させてきた積み重ねは、子供を魅力的にさせるものなのです。
最年少クラスの子供は、まだまだ幼いからこそ素直に受け入れ、疑うこともなく取り組む気持ちを持っています。それを利用しない手はないですね。
周囲で他の子供が取り組んでいる状況を気にせず、名前を呼ばれたら椅子に座り、教材を目にしながら指示を聞き理解する。個別考査は子供の成長の証しです。
座った姿勢のまま、動かず待つ…こんな単純な事は、頭でっかちになる前の年齢だからこそ受け入れるものです。歳を重ねれば重ねる程に素直さが失せ、受け入れる気持ちの差が大きくなります。
小学校受験準備を始める年中や年長初期の子供たちの集団は、まるで山猿の集団のようなものであり、子供達に上手になりたい、良くなりたい、喜びを得たいという気持ちを、自分の意識の中に芽生えさせることが可能なのか…?
教師の力量の差はそれで決まるようなものです。その力量を持つ教師に我が子を委ねる事が出来るか否かは親次第です。
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麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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