一歳ぐらいから保育園に通っているご家庭を除くという条件付きですが、三歳児の姿は両親の子育ての集大成だと思います。
既に三年保育の幼稚園に通っておられる家庭も多いと思いますが、四月から通いだした子供達がその園の色に染まるのにはまだまだ時が必要であり、家庭の色の方が濃く出ている方が普通です。
もし子育てや家風の影響が感じられない子供になっているのであれば、その方が問題だと思います。
三歳児の発達度に絞ってみれば、男女差、月齢差、兄弟姉妹の有無etc.だけが原因ではありません。子供との距離の取り方や接し方、言葉のかけ方、人的影響を受ける場の選び方等々、保護者が子供にどのように向き合ってきたかが大きな要因です。
限られた時間しか子供と接する事ができない保育園育ちであっても、見事に手が入っている子供は沢山いますし、子供と接する時間の多い専業主婦でも、関わり方にもう一工夫必要だったかなと感じる子供もよく見かけます。
しかしながら子供の姿から感じられるその子の色のようなものは、やはり各家庭の家風の基になっている両親の色が映しこまれた結果であり。幼稚園受験に於いては発達度よりも大切な選びの判断材料になっていると考えるべきでしょう。
将来的には外面的な人柄だけで人物像を判断されてしまう可能性が高いのが世間だと思いますが、初めて臨む場所や、いつもと違う相手と接した時にその人の本質が鮮明に見えてくるものです。
幼稚園の考査は、人の原点期に行われるものだけに、その子の本質や家庭の色が隠しようもないものとして先生方に見えてしまう機会です。
三歳児発達診断は、二歳児よりもはるかに成長の差が著しい時期の考査だからこそ、子供の発達度だけにとらわれず、その子の育ちの色の特性や、人の原点としての魅力を見極める機会で在りたいと思うのです。
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