「けいしんかい水槽」新たな入居者が…
オニヤンマのヤゴ、ゲンゴロウ、そしてカエルの卵…
タナゴ、黒メダカ、ドジョウ、二種類のヨシノボリ、ヤマトヌマエビetc.という純日本産の淡水魚が暮らす水辺を再現した水槽を教室内に設置してから随分時間が過ぎました。
その後、苔や水辺の植物を少しづつ増やしながら生き物の成長を待ちましたが、全てが巨大化しており自然界と同様の成長が見られます。
今回追加した水中生物は、先ずはオニヤンマのヤゴ(孵化してから五年目)です。
普通のヤゴは一、二年でトンボになるのですが、何故かオニヤンマは五年の歳月が必要だそうで、今年この水槽から飛び立つ可能性が高いようです。
以前出勤したら教室内を飛び回っていたことがありました。トンボになっていく姿を子供達が見ることができると良いのですが…果たしてどうでしょう。
続いては、ゲンゴロウです。
日本では田んぼや小川でよく見られた水生昆虫ですが、以前飼育していた生きた生物を捕食するタガメや水カマキリと違い、ゲンゴロウの成虫は生きている生物ではなく、死んだ魚や赤虫、魚類の餌など何でも食べるので、水槽内が平和です。
しかも広範囲を泳ぎまわるので、早速子供達の人気者になりました。長い付き合いの国産淡水魚専門業者さんは「今年30匹仕入れたけれども、メスが1匹しかいなくて…」と言っていて、貴重なメスを含めてペアで仕入れましたが。
続いては、カエルの卵です。ヒキガエルの紐状のではなく、粘々した寒天質で覆われた青ガエルの卵です。まだ産み落とされたばかりのようで、小さな黒点のようですが、一週間もすれば孵化してオタマジャクシになると思います。
その後の成長は、小学校受験生のいる保護者ならご承知だと思います。小さなカエルになったら、再び自然界に帰してあげましょうね。
小バエなどを捕食する様子は観察していると面白いのですが、小バエを部屋に増やすわけにもいきませんからね…
ドジョウが興味深々のようです。無事育ってくれると良いのですが…
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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