平成30年度 私立附属幼稚園・小学校受験を終了して…part11
「幼稚園受験の結果を振り返って(10) 東洋英和幼稚園篇①」
1997年就任の大伴栄子園長先生が退職後の2012年から鈴木法子園長先生が就任され、早いもので七年の歳月が過ぎました。
出身者や在園生の妹弟を優遇せず、これまで縁の無かった家庭を中心に選ばれる園長先生として定着した感はありましたが、2017年度に出身者が一家庭という結果であった後、2018年度は出身者家庭の子女が八名合格されたと、在園生の保護者から最近耳にしました。
募集者数(女子30・男子若干名)の約四分の一ということになります。元々私立附属幼稚園の多くが出身者比率の割合が少ない中で、三分の一から四分の一の出身者比率は、園の育ちを知る出身保護者と、説明会等々の接点しかない保護者が、良い意味で影響し合うバランスの良い選びのように思います。
過去に暁星幼稚園や白百合幼稚園の保護者層に大きな変化があった時も、十年近くの歳月が必要でしたから、新園長就任後に費やした時間も納得できるように思います。
人は経験や思い込の強い事への変化を受け入れられない生き物のように思います。出身者にとって母校の不合格という結果は、無縁の方には想像できないぐらいの思いであり、時には不信感さえ生み出すものです。受け入れるには相当の時間を費やすでしょう。
挫折経験が少なく、不合格という三文字を受け入れられない高学歴者もよく見かけますが、それとは違う意味での厳しい現実を突き付けられたようなものかもしれません。
平成30年度の幼稚園受験では、日本女子大附属豊明幼稚園の出身者家庭に対して厳しい結果となった事を以前お伝えしましたが、新園長の就任ではないかと想像した通りであったようで、新園長が豊明幼稚園の出身なので、次年度からは選びが元に戻るのではないか?と言う予想(願望?)を在園保護者から耳にしました。
どうなるかは新園長や先生方のお考え次第ですが、私達は昨年同様ご家族を導くだけのことですね。
東洋英和幼稚園篇②に続く
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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