トキワ松学園小学校の二年生が、丸つけ先生で来てくれました。
年中クラスから通っていた彼は、長時間の年長クラスは慣れたものでリーダーシップを発揮していました。
どちらかというと精神面が幼かった彼ですが、当時から父親譲りの正義感で、曲がったことが嫌いでした。ふざけている子供を注意したり、筋の通らない事には複雑な表情を示す男子でした。
お母様の話では、トキワ松学園小学校はどちらかというと生徒達の精神面の発達の差が大きいように感じるけれど、全ての先生方が、一人一人の子供の性格や行動を入学後からすぐに掴まれ、、兄弟で通う生徒に対しても個々に応じたきめ細やかな向き合い方をされていると感じているようです。
正義感故に気になる友達に対しての関わりで辛い時期もあったようですが、温かい人的環境なのでしょう、その姿勢を評価して頂いているようです。
二十数名の六年生男子は、ほぼ全員が中学受験をするトキワ松ですが、元々中学受験を目指すのではなく、良き人的環境の小学校で育てたいとの思いで入学させた小学校です。
受験対応となる小学校五年生までの教育は、彼にとって最良の人的環境かもしれません。
*カナ文字論者である初代小学校校長である丸山先生が校名の文字を「トキワ松学園」と改めたそうですが、小学校設立が昭和26年(1951)だそうですから、既に70年近くの歴史を刻んでいます。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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