私立や国立附属幼稚園や小学校のほとんどで制服がありますが、立教女学院や桐朋小、成城学園は制服がありません。制服がないという理由でそれらの小学校を志願しない方が意外に多い事を、この仕事を通じて私は知りました。
今回話題になっているのは、制服ではなく標準服ですが、私が通っていた小学校や中学は、越境通学の生徒が多く自由選択度の高い時代でしたが、公立小中で越境入学が認められない現代では特例的存在「特認校」の就学条件にある「就学を希望する特認校の教育方針に賛同すること」という記述から考えると、「標準服を着用する(教育)方針に賛同できない家庭は就学を認めない」と言われても仕方がないわけですね。
今回話題になっている服育ですが、何日でも同じ洋服を着続けられるようなずぼらな私に語る資格はありません。ただ私は自衛隊や警察、消防署で働く方々が着用する制服は子供の時から興味があり、若い頃ミリタリーショップによく顔を出したぐらいですから、制服に身を包み胸を張って式典や冠婚葬祭に臨む隊員や署員の身の引き締まる思いはなんとなく想像がつきますし、羨ましくもあります。
銀座ブランドを意識して泰明小学校に通う事の大切さを説いた校長先生のお考えに、私が共鳴できる点が多いのは、制服に対しての私の若い頃からの思い入れがあるからかもしれません。
銀座ブランドという視点で考えた時、銀座で商いを続けてきた家庭の子供達だけが通うのであれば、保護者が強く意識するのも当然だと思いますが、地元ではない家庭にとっては、ブランド意識で襟を正すような気持ちを果たしてお持ちなのか?在校生の保護者に正直なところを聞いてみたいところではありますね。
【就学の条件】
特認校への就学にあたっては、次の条件を満たす必要があります。
1.学校説明会へ参加すること
2.児童とその保護者が、就学を希望する特認校の教育方針に賛同すること
3.児童が特認校へ自力で通学すること(自転車通学は禁止されています。公共交通機関での通学については、保護者の責任で、安全確保ができる方法で通学できることが条件です。)
4.児童が特認校へ卒業まで通学すること
中央区のHPから抜粋
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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