志望校・志望園の絞り込み方について(12)
小学校受験編②
【受験日程例①】
当会の第4~5回模擬テストを数年以内に受験をして、【Bランク】の結果を出している女子会員の受験日程をご紹介しましょう。
*第4回は八月末、第5回は九月中に実施しています。
Aランク ⇒101点以上(140点満点/平均は約85点程度)
Bランク ⇒ 91点以上
Cランク(上)⇒ 81点以上
Cランク(中)⇒ 71点以上
Cランク(下)⇒ 61点以上
Dランク ⇒ 60点以下
赤字は実際に考査に臨んだ小学校です。
黒字は出願しましたが、欠席です。
【10月10日】 東京女学館(面接) 17:00~
【10月25日】 東洋英和(面接) 13:05~
【11月1日】 青山学院(一日目) 10:20~
雙葉(一日目) 9:30~10:50
学習院初等科(考・面) 12:30~
慶應幼稚舎 13:00~14:30
【11月2日】 東洋英和 8:00~
雙葉(二日目) 13:30~15:40
【11月3日】 早稲田実業 9:30~11:30
【11月4日】 考査無し
【11月5日】 青山学院(二日目) 8:30~
青山学院(面接) 11:05~
【11月6日~8日】 考査無し
【11月9日】 慶應横浜初等部(一次) 8:20 ~≪合格≫
【11月25日】 慶應横浜初等部(二次)≪二次棄権≫
☆合格校 青山学院・東洋英和・東京女学館(一般)
横浜初等部一次合格(二次棄権)
★入学校 青山学院初等部
【志望校決定の特徴】
①10月中の千葉・神奈川・埼玉県の小学校を志願せず、11月1日から本命校で受験をスタート。
②無宗教・カトリック・プロテスタント・共学・女子校…様々なタイプの附属が混在。
③中学受験校や光塩・森村・西武文理等々の大学受験校を選択していない。
④同日でも何校かの併願校を用意し、考査日や時刻が判明してから受験校を最終決定する
「本命系附属小のみを受験する」典型的なパターンです。10月中に考査が行われる埼玉・千葉・神奈川県の大学受験校や中学受験校を受験して、考査や面接に親子で慣れておこうとする慎重な姿勢は微塵も感じさせません。
④のように併願校を多めにするのは、10月中の保護者面接の結果を考慮の上で、提出してみなくてはわからない考査時刻という性格上致し方の無いところであり、何があるかわからない受験故の併願校の組み立て方と言えましょう。
当然ですが高い総合力を身につけ、好調時と低調時の幅の少ない心身共に安定している子供でなければ、本命系を中心に志望校を絞り込むというわけにはいきません。しかもこのご家庭のように【11月1日】の見誤らない選択も必要です。
またBランク以上の成績になると、受験校を全てカソリックやプロテスタントetcに揃えてしまう偏った選びでの失敗例が結構あって、大学受験を念頭に置きすぎた選びや、夫婦どちらかが信者であるようなケース故に視野が狭くなる家庭に多い例なので要注意です。
もし、総合力がCランクの範囲で「本命系附属小のみを受験する」のような受け方をしたら、附属小との属性の一致度が高くても、運良く補欠もしくは不合格が続く結果になりやすく思いだけでは合格の二文字はなかなか得られるものではない事を覚えていて欲しいと思います。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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