志望校・志望園の決め方について⑹ 子供基準で志望校・志望園を絞り込む
今回は「子供基準で志望校・志望園を絞り込む」という視点で述べましょう。まずは、幼稚園受験から…
三年保育の受験は見るからに幼い子供達の受験ですが、合格する子供の姿は言葉にできない程の輝きがあります。能力の高さや発達の早さというより、手を入れたことによる「資質に磨きがかかった姿」とでも言いましょうか、とにかく光り輝いて魅力に満ち溢れています。そのような子供は多くはありませんから、どのような園でも先生方の目を引きます。
自信を持って考査に臨んで欲しい存在ですが、ご家庭それぞれにとって幼稚園は以下のような違いになりうるので、その魅力を十分に出し切るためにも、その園のタイプを見極めて於く必要があるでしょう。
A:自然体でいられる園
B:気持ちの切り替えを必要とする園
能力差が判断基準になりにくい幼稚園受験では、上記の条件は志望園の絞り込みでの大きなポイントだと思います。一口に自然体と言っても、様々なタイプの子供がいるのでご家庭によって異なりますが、初の場で緊張している子供が気持ちを切り替える事は容易なことではありませんから、志望園がBのタイプなのであれば、切り替えが可能な子供に仕上げていくしかないでしょう。
しかしながら、日程さえ重複しないならAタイプの園も併願された方が賢明だと思います。志望園単願的になりがちな幼稚園受験ですが、合格を呼び込むには保護者の知恵や戦略が必要なのです。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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