5月中旬実施の小学校受験準備 第二回模擬テスト考査中に開催の塾長セミナーのテーマが「志望校の絞り込み方」にしているように、子供達の知育ばかりに気にかかっていたご両親も、そろそろ自分自身の準備に目を向けるべき時期と思います。このブログが志望校(園)選択に迷いのある方のお役に立てれば際いです。
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志望校・志望園の絞り込み方について⑴
「志望校(園)と真逆のイメージの附属に目を向けてみる。」
GW以降は附属幼稚園・小学校の説明会やフォーラム等々が続き、 志望校決定に繋がる材料を保護者が入手することが可能な時期です。説明会以外にも、青山学院初等部を象徴する「ファミリーフェア」のような行事や、授業公開、施設公開等々、目白押しです。
初めての附属幼小受験をされる方にとって、附属の保護者や卒業生等からの伝聞や、書籍等で得る情報とは異なり、附属の説明会や見学での校(園)長や教師の話の内容だけでなく、「自身の育ちとの比較」から感じ取るものが多く、とても大切な機会と思います。
また、附属の出身者のいる家庭でも、全ての私立の様子を知るわけではありませんから、我が子を受験させるにあたって、たとえ出身者であっても、親の視点で母校や園を観察する良い機会です。
時代の流れで大きく変貌したのは、園舎や校舎などの施設だけとは限りません。当時の教職員や保護者の平均的姿が変わっている事例も多々あるのです。同窓生や恩師と過ごす機会の多い出身者だからこそ、客観的に観察する機会は大事です。
また、夫婦共に同じ附属の幼小出身者であることは稀ですから、異なる育ちを持つパートナーの意見や感じた印象を耳にすることも大切です。パートナーが施設見学や説明会に出席しなければ、二人で語り合う材料も生まれてきません。可能な限りですが、協力する姿勢を持つのは夫婦として当然のことでしょう。
片親の意志だけの決定で構わないのであれば、別に参加しなくても良いのかもしれませんが、保護者面接に両親で臨むのであれば、説明会等の機会への参加の有無は、互いの不安を少しでも減らす為にも意味ある機会だと思います。
受験期の日程を決定づけるような、詳細な志望校(園)の決める時期は、まだ先でも構いませんが、決定するための材料は多い方が良いのです。その為に志望校(園)と真逆のイメージの附属に目を向けることも大切です。
「女子校などの別学志望であれば共学」
「無宗教志望なら仏教系やキリスト教系ミッション校」
「カソリック系志望ならプロテスタント系」
「徒歩圏内や30分以内の乗り物通学志望なら遠方の附属」
「料理が苦手やその他の理由で給食希望ならお弁当が必要な附属」
「親しみやすい印象の附属なら、敷居の高さや堅苦しさを感じる附属」
「学校や園と距離を空けた関わり方を望むご家庭ならば、深く関わる附属」
「大学受験校志望なら大学までほぼ進学するイメージの附属」etc.
このように真逆とも言える附属校や園を見ておくことで、自身の固定観念の偏りへの反省や、志望している附属の良さの再確認等々、附属幼小に対する認識の深さに繋がります。後で後悔しない受験にするためにもお試しください。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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