「叱らない&褒める子育て」や「褒めない子育てで子供は伸びる」etc.子育ての理念は様々です。
子育てには、地域環境・職業・家系・親の育ちetc.様々な条件を基にした自然発生的な「我が家の子育て」があります。恐らくそれが「叱らない」「褒める」「褒めない」という子供への接し方の大枠になるのだと思います。
ところが、マスメディアや書籍等々で流行している「子育て理念」に信服しすぎて、どのような状況でも「叱らない」「褒める」「褒めない」の何れかに特化した子育てをする保護者が増えていて心配になります。
大枠となる「我が家の子育て」を進めていくには、「その場の状況に応じた対応」が不可欠です。もう少し高度になると、ベテランの幼児教育指導者が行っている「子供達の個々の気質や時期に応じた対応」もあります。
流行の「子育て理念」を参考にされるのは構いませんが、それだけに特化して全てが良い方向に向かうほど子育ては単純ではないのです。
真剣に向かい合ってくれる大好きな両親が、感情的になるほどの叱り方をするから子供に効き目があり、「これはよく出来た!」と思えた事を認めて褒めてくれたからこそ、心の底から嬉しいのです。もし褒められなければ、何故なのかを自分で考えさせるのも親の姿勢です。
「自分の考えで子育てをする…」その結果を恐れてはいけません。数多くの失敗の中から生まれる一つの大きな成果が子育ての醍醐味なのですから。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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