(問)小学校受験準備の年中クラスの指導について教えて下さい。
(答)当会の年中クラスの指導内容についてご説明しましょう。
①11月~翌年3月末(春期講習直前)
②4月~10月末 以上の二つの期間に分かれています。
①の期間では、「年中後期から年長期の成長に必要な原点の育ちを完成させる」ことが目標となります。それは「附属幼稚園が求める子供の姿」そのものですから、幼稚園受験の主任教師が担当しています。
火曜・金曜の二日間を通じて、「心を育てる」ことを大切にしながら、社会性や生活力を磨きます。もちろんリトミックや運動を中心に身体能力やリズム感、絵画・制作・造形の基礎を完成させます。
②の期間では、指導日と担当者も変わります。
・木曜日は「ペーパー指導」+「リトミック・行動観察指導」
・土曜日は「ペーパー+具体物等を使用する知育」+「絵画・制作・巧緻性・言語・創作etc.」
上記のように、曜日別に中心となる指導内容を変えています。受験まで時間的余裕があることを有効に活用し、年長クラスの指導内容を簡単にしたものではないカリキュラムで、時間と手間をかけながらゆっくりと磨き上げます。
また、保護者対象の解説時間を通じて、有名附属小学校に相応しい保護者として成長し、次の年長クラスの核となる存在になって頂きます。
何故年中児の為にリトミック指導を行うのか?その理由を述べておきましょう。
4歳~5歳の年中期は、自分をコントロールする力を養いながら、身体にも心にも筋力をつけていく時期です。心や頭(知的)成長と身体(筋力)の発達はどちらか一方がどんどん先に進むのではなく、共に育つべきで、リトミックは心身のバランスのよい成長を促すのにとても有効です。
特に年中期はその発達が行ったり来たりのアンバランスな時期なので、子供にとって「遊び」のような楽しい活動を行う中で、自然な流れで我慢する事や、協力し合うことetc.…他者との関わり合う術を学ぶ事が必要な時期なのです。
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当会にはリトミックの本流である、リトミックの創始者であるダルクローズの音楽学校が認定する国際ライセンス「サーティフィケート」の実技に(最低200時間のレッスンと4科目の実技テストに合格が条件)合格している教師が複数います。
リトミックには、日本中にリトミックを広めた「リトミック研究センター」など様々な団体があります。このリト研の最高位「ディプロマ」の資格を持つ上に、アメリカとスイスでしか取得できなかったサーティフィケートの資格を持つ当会の教師は、様々な幼稚園や教室で活躍しています。
慶進会 塾長 島村 美輝
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