附属と家庭との属性の一致について(1)
「保護者の居場所としての属性 小学校受験」
今年は授業体験される家庭が多く、保護者の方々と語り合うことも多かったのですが、何人かの方から「属性の一致」について質問がありました。
志望校(園)選択に於ける「属性の一致の重要性」についてブログで数多く述べてきたので、ご興味を持つ方も多いのですが、実感が伴わないためにもう一つわからない方も多いのかもしれません。
一口に属性と言っても以下のような仕分けが必要です。
①保護者の居場所としての属性
②子供の育ちを意識した人的環境としての属性
①は、「どの地域が住みやすいか?」のような、その附属の場に過去から現在までに関わってきた方達と保護者の相性度であり、例えば都内に存在する私立小50数校全てに対して気に掛ける必要はありません。
今回は「小学校受験に於いての保護者の居場所としての属性」について述べましょう。
附属小学校の場合、競争率の高い有名校の中でも、合格ラインを超えた子供の合否に、保護者属性の一致が大きく影響するタイプの附属は少数ですから、併願校が多い中で、全ての学校で意識する必要があるわけではありませんし、大抵の場合は濃淡混在で出願しているケースが多いのです。
但し、第一志望校がたまたま「保護者属性の一致が大きく影響する附属」である場合は甘くお考えにならない方が良いですし、私のような相談相手が必要なケースが多いのです。特にストライクゾーンの広さが両親で異なるような例もあるので要注意です。
夫婦何れかが私立附属幼小出身であっても、そのパートナーの属性の不一致度が高すぎれば不合格になることなど珍しくありませんから、併願校選びは慎重になるべきでしょう。
まあ、「自身で歩んできた人生や経歴でいいんじゃないの…」と頑に考えるパートナーの存在は、全ての附属小学校共通の属性の不一致に繋がることは間違いありませんが…
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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