今日の最年少クラスの体験は男女の双子さんでした。
成長速度の差が大きいのが通例の双子さんにしては珍しく成長の差が少ない上に、早生まれとしてはかなり発達が早く、ご両親が見学されている中、最年少クラスの体験としては依頼心も目立たたない順調な様子でした。
双子さんの通会は当会では珍しくありませんが、私立の受験では、今日の双子さんのように、二卵性でしかも男女のケースだと共学校と別学が混ざる混在型受験のケースが多くなります。
受験期に発達度の差が解消しにくい双子さんでも、混在型は志望校選択さえ適切であれば、お二人共に有名私立附属の門をくぐる事が多くなります。
でも一卵性で同性の場合、両親面接の場で「お二人共合格とならないケースも多いのですが構いませんか?」と問われる例が多く、実際にどちらかだけ合格する例の方が多いのです。
お二人とも合格か不合格となる例が多い青山学院初等部のような附属はどちらかというと少数派で、合格と不合格の結果の違いに分かれやすい通常の兄弟姉妹の受験と同様に、双子さんが同時合格しない附属が多数派です。
同時に二名の受験準備は、二人の競争心や刺激を利用することで二倍の負担にはならないことが多いのですが、通常の成長度の差を埋めることの難しさや、性格と行動面が著しく異なる為に、ご両親の子育て采配が大変なのは間違いがなく、可能な限り教室で育てる意識を教師が持って指導することが肝要だと思うのです。
お二人が立派に成長した姿を見て、ご両親と共にいつか喜びたいものですね。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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