幼稚園は園によって「手の入り方」は様々で、モンテッソーリやドルトンなどの独特な手の入れ方をされた子供は、自由保育が主体の一般幼稚園の子供とは明らかに違います。 自由保育も詳細に比較すると知育内容の違いだけでなく、宗教教育の有無、在園者の多少、地域性、保育時間や日数等の園の条件によって「手の入り方」が違うことがよくわかります
このように、子供が多くの時間を過ごす場による影響は、1~3歳児の子供に「保護者が手を入れる事」とは別物です。しかしながら保育園は0歳児からの保育も可能な上、長時間保育の場ですから、幼稚園教育とは比較にならない影響力を持っています。
保育園の子供には良い意味での「放置感」があります。親離れ、子離れができない過干渉的な育ちの子供には無い「生命力や図太さ」のようなものを持っています。裏腹となっている手の抜けやすい部分を、教室や保護者の手でカバーしていけば、幼稚園の子供とは違う輝きを身につけることも可能です。
「小学校受験には保育園育ちの子供は向いていない」とよく言われてきましたがそれは決めつけに過ぎません。保育園育ちの子供らしさをよく理解している教師が、その魅力を生かしながら手を入れ続け、保護者の理解と関わりがあれば何の問題もなく考査に臨むことが可能なのです。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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