これまでの育ちや知育履歴、そして子供の精神面や社会性や身体能力の発達などによって、それぞれの子供に応じた受験準備の手法があります。にもかかわらず受験準備を何故か画一的なものと捉えるだけでなく、このまま教室や体操教室などに通い続けていれば、志望校に合格するだろうという考え違いをする家庭も多いのが現状です。
近年話題の青山学院の箱根駅伝の強さは、自然になったものではなく、チームを率いる監督によって生み出されたものです。「結果が出なければ公立でいいじゃない」「合格しなければ近くの幼稚園(保育園)でも構わないよね」のような気持ちのままでは結果が出せるほど甘い世界ではない幼小の受験と向かい合うのには、保護者が青山学院の監督のように選手の個々の才能を生かしたマネイジメントをして欲しいのです。
一月~三月末から始まる春期講習までの約三か月間は、各ご家庭によっての受験準備の進め方を決定づける大切な時期です。私達教師は、監督であるご両親が見事な采配をするためのアドバイザーでありプランナーの役割を担っています。この時期に面談やカウンセリングをやらずして、順調な知育や社会性の発達をさせられるほど楽ではありません。
「そんな姿勢で受かるほど甘くないんですよ!」的な不安感を煽るような言葉は無用です。個々の子供の気質や資質と発達状況、加えて親や園の関わり方について努めて冷静な分析の上でアドバイスを心掛けようと思っています。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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だからこそ、子供の発達の差が著しい新年長児は、二月下旬に二回目の発達診断テスト行い、その結果を冷静に分析しながら後日面談を行うわけですし、親から受け継いだ気質や資質のままに準備に臨む幼稚園受験でも、一日体験指導やカウンセリングが大切な時期なのです。