今日は平成28年10月22日(土)です。
昨日発信した青山学院初等部と同時期に両親面談が続くのが立教小学校です。両校はプロテスタント系ミッションの代表校ですね。
青山学院は共学であり、附属幼稚園からの男女20名ずつを含む小学校。
立教小学校は男子校であり、小学校からの合格者のみの在学生。
上記のような違いはありますが、共に戦後の高度成長期を支えた中小企業のオーナー家系や老舗の商人家系、伝統芸能や芸術家などの一族の子女を育ててきました。
肩に家系の重みを背負って生まれてきた子女の割合が高い、私立らしい私立とでも言うべき附属小学校と言えるでしょう。
ブログで何度もお伝えしてきましたが、戦後70年の時代の移り変りは、私立附属幼小の平均的家庭層の変化も生みました。当然ですが、両校の保護者層にも微妙な影響があるのは間違いがなく、保護者の出身者比率の著しい低下傾向を見ても、明らかに小学校側の選ぶ目に変化が生じていると言えるでしょう。
立教小学校は、昨年度公立小学校出身の「佐々木正」校長が就任し、教頭の田代正行教諭、教務主任に遠山章夫教諭が再任された中で、先代の西村校長の時代に私のブログで発信した「立教小学校の面接」で述べたような 面接傾向がどのようになっていくのか興味深いものがありました。
昨年から今年にかけて面接に臨まれた保護者からのご報告では、願書やアンケートを基にした質問が多い傾向は変わっておらず、西村校長時代と大きな変化は感じません。生え抜きではない公立出身の新任の校長故の硬い印象は否めませんが、人柄と質の良さで定評の立教小の先生方の長に相応しい教養を身に着けた人物であることは間違いがないようです。
佐々木校長体制で、立教小学校の平均的保護者層がどのようになっていくのか…、適切な志望校をコーディネートする立場である私は、注意深く見守っていきたいと思います。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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