「幼小受験の両親面接で真実を伝える」事の大切さを学ぶ。

面接指導で「欠点はできるだけ隠して!」とか「あなたは女優にならなくてはいけません…」のような、もっともらしいアドバイスを受けたという話をよく耳にしますが、欠点があるから人は魅力的だと思いますし、「女優」を舐めてはいけません。素人が簡単に演じられるほど女優は甘い職業ではないのです。


 

ところで、社会経験の豊富な保護者でも、「面談を舐めるタイプ」と「自信が無く、面談が不安なタイプ」の両方が存在します。


 

附属幼小の面接担当者は教養があり経験も豊富な方々です。世間知らずで社会性の無い人物ではありません。「聞こえの良い事だけ伝えておこう…」なんて舐めてかかると痛い目にあいます。


 

反対に、自信が無い方は「こんな事を伝えても良いのだろうか?相応しくない家庭と評価されるのでは?」という不安を解消できず、真実を伝えることに躊躇してせっかく身に着けてきた人的な魅力を伝えきれないケースが多々あります。


 

カウンセリングや模擬面接練習の機会で、良きアドバイスをする為に最も大切なのは相手の本心を引き出す事です。時折本心を隠そうとする方がいますが、私達に語れないようでは本番の面接で正直に語るのは到底無理なことです。

饒舌である必要はなく、思いを何とか理解してもらえるだけで十分です。「緊張で汗ばみながら、我が家の真実の姿を伝える…」その事が如何に重要であるかを模擬面接練習などの機会を通じて理解して欲しいといつも思うのです。



     麹町慶進会  塾長 島村 美輝         
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