私の教室は1964年創立ですが、法人化したのは平成二年からです。それでも既に25年以上過ぎているわけです。
個人経営時代から幾つかの税理士事務所とお付き合いさせていただきましたが、リーマンショックや東北の震災、そして消費税増税という大きな荒波に翻弄され続ける私を見守り続けたのは「TKC全国会 山下明宏税理士事務所」です。
私の友人から紹介後、約一時間にわたる山下明宏代表の面談の冒頭で「何の為に経営をされているのですか?」の質問から始まったお付き合いも既に十年を越えました。
その山下明宏代表のブログをよく拝読させて頂くのですが、そこで紹介されていた下記の書についての記述が参考になったので、紹介しましょう。
「賢い」と褒められて育った人は 人の悪い点を探すようになるそうです。
逆に、「努力」を褒められて育った人は 常に人の良いところ探すようになるそうです。
「賢い人」は、常に賢くなければならないわけですから、
自分以下の他人を探すことで、安心を得るそうです。
馬鹿を探して歩くわけですから、やがて世の中はバカだらけになってしまいます。
結果として、自称他称知識人が、世間に氾濫し、「賢さ」をまき散らし、品のない世の中ができあがる。
この他より「賢い:という優越の発想は、フランス革命以降に表れて来たそうです。
自と他との線引きが進んだ思想とも言えるそうで、個を大切にしようとすればするほど、
自己愛が強くなっていく。これが近代思想の根本的出発点だと書かれていました。
そうなると自利利他という思想は、現代の人には、なかなか理解しがたい考えであることが、
今さらながらわかります。わかっているつもりの人たちも、社会の根本的出発が違うのですから、自身もすでに毒されているはずで、これを消すのは難解極まりないことでしょう。
話しは飛びますが、男の脳は論理性を楽しみますが、女の脳は共感したがる脳だそうです。
「やっぱ?」「だよね!」などの相槌を打ちながらお茶を楽しむ女性は確かに沢山いそうです。
これなど感覚的に掴めます。そこで思いました。
巡回監査を発明したのは、論理の塊りみたいな方でしたが、
普及には共感が必要だな、ということです。巡回監査を普及するのは、女性なんですね。
著者は、優れたバカ、優しいバカ、人知を超えたバカ、
「中略」
世界を笑いで包むバカのススメを説いています。
そんな社会は、きっと平和で満たされているはずです。
これができるのは日本人なのでしょうか。いえ、女性でしょう。
「中略」
ともあれ、優しいバカの多い社会をつくるためには、
「賢い」人を育てないことからはじめなければなりません。
「努力」を褒める。そこを意識して、日常を過ごすことにいたします。
ところで、附属幼小に我が子を通わせようと思う保護者の皆様…
「何の為に私立や国立の附属幼小に通わせるのですか?」
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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