(問)慶進会幼児教室には卒業式があると聞きましたが?
(答)年長クラスは卒業式があります。卒業式は年長クラスの子供たち全員が揃う最後の授業の日に行います。もう40年以上も続いており、なくてはならない感動的な伝統行事です。
受験の最中に行うことを、不思議に思う方がおられるかもしれませんが、子供たちは当会を「けいしんかい幼稚園」と呼んでいるぐらいですから、卒業式に対して違和感はありません。
もちろん、皆受験生ですから「受験への出陣式」の意味合いもあります。加えて長い間送り迎えをしてくださった保護者へ、子供たちが感謝する日でもあります。
この卒業式、実は幼稚園の卒園式よりも先に行われるので、人生最初の卒業式なのです。涙を流し続けている子、堂々とした態度の子、はきはきと思い出を語る子、必死に涙をこらえている子…それぞれがこの教室で友と切磋琢磨してきた思いを胸に卒業していくのです。
授業の一環として行うので、証書の受け取り方や、保護者への挨拶…ほぼぶっつけ本番で式を行います。
毎年歌う歌や、思い出を語るなどの定番内容に加えて、手書きの手紙を渡しながらの一人一人にかける主任の感動的な言葉掛けは、私が年長主任であった時代からの伝統です。主任の谷内先生は、一人ずつの胸に刻まれるであろう「珠玉の言葉」を用意しています。
卒業証書には当会に在籍した年月も書かれていますが、プリマークラスから4余年以上という長期間の子供もいます。たった六年しか生きていない子供です。その成長のほとんどを見守ってきたわけですから、私達にとっては息子のようなものです。
証書ケースの中には、福澤諭吉先生の「心訓」の言葉が初代当会塾長の書で納めてあります。この書の内容のように生きて欲しいと願う大切な日なのです。
どうぞ、皆さんも当会の生徒となって、この感動的な式に親子で出席してください。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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