4歳以降の子供に手を入れる…part1 「親離れ、子離れを意識した子育てにスイッチを切り替える

私が幼児教室の仕事に就いた40年前と比較すると、年少や年中期から小学校受験の準備を始める方が増えました。
 
幼稚園受験でも0歳児の保護者からの相談が結構ありますから、昔と違い早期から準備を始めなくてはと考える保護者が多いようです。
 
ただ、気ばかり焦ってやみくもに幼児教室や体操教室、絵画造形教室に通わせ、家庭学習や保護者の関わり方の大切さを知らないまま準備を続けてしまう家庭がとても多いのが現状です。
 
教室等に通わせるだけで合格できるほど幼児期の受験は甘くないのですが、親の関わりも重要な幼小受験の経験を持つ附属幼小出身者が1%しか存在しないのですから、無理もないと言えるでしょう。
 
効率的で無駄のない準備を続けて頂く為に、過去に発信したテーマ「4歳以降の子供に手を入れる」を現在準備中の保護者の方々に読んで頂き、教室の指導で成長するために必要な親の関わり方や親の意識について理解して頂きたいと思います。
 
少々手を加えての再発信ですが、受験を予定していないご家庭の方にも子育ての参考になれば幸いです。

 

4歳以降の子供に手を入れる…part1

「親離れ、子離れを意識した子育てにスイッチを切り替える」

 

過去に保護者が主体の子育ての時期と言える『1~3歳までの子供に手を入れる事の大切さ』について発信をしてきましたが、4歳以降の年齢になると、保護者からの影響よりも保育園や幼稚園、児童館や公園で出会う他の子供や大人達からの影響度が高まっていきます。

 

両親にとっては辛いことですが、この時点で親離れ、子離れを意識した子育てをされないと、後々心労が重なる日々が訪れることになります。

 

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しかしながら男の子に対する母性や、女の子に対する父性に関しては本能的なものであり、頭では理解しているのだけれども、「どうしても厳しく出来ない…」「褒めてばかりで叱ったことが無い…」「子供の先回りばかりをしてしまう…」「親の良い面だけを見せてしまう…」等々…「可愛いが故に、愛しているが故に出来ない!」親が近年増えているのが現実です。

 

私も親ですから、気持ちはよくわかります。でも、そこを切り替えていかなければ子供の依頼心はいつまでも強いままですし、親は子を救うだけの存在のままになってしまいます。

 

我が子は既に親元を巣立つための修行の場に身を置いているのです。その場で他者からの影響を受け社会で生きていくための知恵を身に着けているのです。

 

・身に着けてきたものを生かし伸ばさず、家庭の流儀に戻してしまい、成長を止めてしまうような接し方をしていませんか?

 

・親離れ、子離れをするために必要な「適度な距離感」で接することができず、常に自分の見える範囲内で子育てをしていませんか?

 

・我が子の発する声を無視して、一方的に語り続けていませんか?etc.

 

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子供の成長を促さず、反対に成長を遅くしてしまう子育ての例は数多く存在しますが、3歳まで順調に手を入れて育てた子供でも、他者からの影響が極めて大きくなる4歳以降に親離れ・子離れができないまま子育てを続けてしまうと、成長は著しく遅くなります。

 

年齢の条件を満たしていれば必ず入学できる公立小に通うなら、10歳頃には発達差が少なくなるので良いのですが、能力や心の成長が小学校二年生程度まで成長させないと合格に繋がらない附属小学校を目指すご家庭には、「そのままでいいですよ…」とは言えないのです。

 

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麹町慶進会 塾長 島村 美輝         
〒102-0084東京都千代田区二番町9-2日興ロイヤルパレスB1
Tel 03-3265-7774 / Fax 03-3230-4737
http://www.keishinkai.ne.jp/

 

 

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