10月24日(木)白百合学園幼稚園の一次考査(親子面接)合格報告を三保、二保の5家庭から頂きました。
今年の幼稚園受験クラスは、年少クラスは多めの年でしたが、最年少クラスは例年の半数以下でしたから、一次考査とはいえ期待を上回る結果だと思います。
白百合学園幼稚園は、白百合に相応しい子供か否かを、二次考査でしっかり見極められますから、これからが本番と言っても良いでしょう。
過去に三保の二次で悔しい思いをされた方は、二次考査迄の日々を心穏やかに過ごせないことでしょう。それだけに幼児教室の支えは大切です。
ところで、白百合幼稚園は幼稚園受験では稀有な考査方式をとっています。
一次考査(親子面接)を行い、合格家庭のみ指定日の二次考査(子供&親子)に臨めるという選抜方法です。
小学校受験では‥
桐朋小(仙川)、慶應横浜初等部(荏田)暁星(九段)早稲田実業(国分寺)に過ぎませんから、決してポピュラーとは言えない選抜方式です。
これらの小学校では一次をペーパーテストで行い、思考力,理解力、聞き取り能力を診断し、入学以降の指導に十分な認知能力を身につけているかを見極めています。
二次では、個別考査、絵画,制作,巧緻性、運動、集団ゲーム、指示行動、生活力、社会性、協調性などの多岐に亘る考査内容から、意欲、自信、忍耐、自立、自制、協調、共感などの心の部分である能力である非認知能力を見極めます。
私はこのブログで幼小受験の合格には幅広い総合力が必要と伝えてきましたが、その考査が一日であろうと、二日であろうと、白百合学園幼稚園のような一次、二次の手法であろうと…選抜方式が異なっても求めているものは認知能力と非認知能力の総合力だと確信しています。
全国の20,000あまりの小学校の内、附属小学校は1%ですから、附属出身者はマイノリティです。
出身者でさえ母校か、兄弟姉妹が通っていた附属校の知識しかなく、しかも子供の視点としての理解です。
「附属幼小に通った価値について本当に理解が出来たのは卒業後30年以上経ってからでした」…出身者からよく耳にしてきましたから、附属受験を決めた両親の意図は40歳以上になって初めて理解できると言えるでしょう。
マスールによる宗教教育や、女子だけの独学の人的環境、モンテッソリーのお仕事等々…白百合学園で育った日々のお陰で今の自分の姿があると思える日まで、長い時の流れが必要かもしれませんが、身についた自身に対するストイックな姿勢は生涯無くならない価値であることは間違いありません。
二次考査(親子テスト&,子供のみのテスト)は28日,29日の日程で行われるようです。
ご家族の笑顔を心待ちにしています。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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