よく、小学校受験の面接を終えて、教室に訪れるご家族から「一番落ち着いてしっかりしていたのは娘(息子)でした…」の報告を耳にしますが、当然のことです。
彼らは最前線で鍛え上げられた小さい戦士なのです。従軍看護婦である母親の前では病院(家)では甘えた態度や我儘な子供でも、前線では立派になれるのです。
立派になれないのなら、それは育て方が甘かっただけです。
幼稚園受験であろうと小学校受験であろうと、十分な時間をかけて通った慶進会の生徒で、前線でだらしのない生徒はいません。それだけの手間と時間と愛情をかけて育てているからです。
保護者にとって大切な事の一つに「我が子を信じてあげる」ことがあります。
これも受験後によく言われた言葉ですが。「我が子を信じていなかったのは私(母親)だけだったんですね。塾長も先生方もこの子が立派にやり遂げることを信じて疑わなかったことが、後になってよくわかりました…」
そうなんです。私たちは信じています。何故なら保護者の見ていないところで彼らが立派な姿をしていることを日々見ているからです。
「目の前の子供の姿しか信用できない」保護者は、親として器の小ささを感じます。
自身の手で、手間と時間をかけて子供と向かい合いながら育て上げた保護者は、「自分が確認することができない場で子供が活躍すること」を信じて送り出せなくてはいけません。
そうでなければ、親に信じてはもらえないことを子供は感じ取り、いつまでも親の姿を振り返ってしまうからです。親が信じてあげるからこそ、子供は初めての場所で自信をもって戦えるのです。
保護者は、子供を通じた世間で自身の器の大きさを自覚しなくてはならないのです。
それが親というものです。
麹町慶進会 塾長 島村 美輝
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